地震のニュースばかりで気が滅入り、ほぼ連日震度3以上の地震がある気がするのですが、ここは景気良く花見をしようということで、4/9、桜見物に京都は嵐山に向かいました。
そのときに用意したきっぷが阪急で発売している阪急・嵐電1日周遊パス。
阪急電鉄全線と嵐電が1日乗り放題で、1,300円です。定額のきっぷなので、当然のことながら遠隔地からのほうがお得。
出発地は宝塚。
宝塚から嵐山までは臨時の直通特急を利用しました。
以前はあまり阪急京都線系統・阪急神戸線系統・阪急宝塚線系統を複数にまたがる列車の設定はなかったような気がしますが、ここ数年はこういう複数路線系統またがりの列車が増えているような気がします。
とはいっても宝塚で嵐山行きは少々珍しいようで、行き先を確認する人が大勢いました。
この宝塚発嵐山行き直通特急ですが、経路が豊中の宝塚線経由ではなく、なぜか今津線~神戸線経由で十三から京都線に入るルートをとります。
今津線内は各駅停車ですが、西宮北口は線路の関係上停車することができず、通過、今津線の門戸厄神を発車すると西宮北口の渡り線を経由して塚口までノンストップです。
塚口から十三へ。十三からやや梅田よりの引き上げ線に上がり、そこからスイッチバックで一気に京都線に転線。再度十三に停車したあとは淡路、桂と停車して嵐山に向かいます。
乗り鉄にとっては結構興味深い列車ですね。
嵐山では満開の桜が出迎えてくれました。渡月橋から眺める山々もあちこちで桜が咲いていました。
渡月橋を渡って嵐電の嵐山駅に向かい、そこから北野線鳴滝駅に向かいます。
狙いは当然鳴滝~宇多野の「桜のトンネル」
この桜のトンネルは宇多野~鳴滝間のうち200mが桜の木々の間を走ることから名づけられたようです。
桜と電車を一緒に撮影できるようにと、立ち入り禁止の鉄道敷地内のうち、一部を線路際まで入れるようなイキな計らいがなされていました。
このおかげで、電車と両側の桜を容易に1枚の写真に収めることができます。
ちなみに電車の車内から撮るとこんな感じ。
やっぱり同好の士と思しき人が沿線で桜と電車の組み合わせで電車を撮っていました。
阪急嵐山駅に戻り、16:38発の嵐山発梅田行き臨時快速特急に乗り込みます。
この特急は往年の特急車、6300系を改造した観光列車(?)「京とれいん」で運行されています。「京とれいん」は6両編成。
「京とれいん」は今年3月に登場したリゾート風列車で、側面は巨大な扇や「京とれいん」の文字が目立つぐらいですが、内装は大きく手を加えられています。
全般的に木製を意識した「和」テイストの内装で、1、2、5、6号車は従来の転換クロスシートを設置。
大きく内装に手を加えたのは3,4号車で、なんと1+2のコンパートメント風のボックスシートになりました。
これはグループ客に受けそうです。
なお、「京とれいん」は特に特別料金はなく、乗車券のみで乗車できます。
さて、鳴滝~宇多野の「桜のトンネル」ですが、本日はライトアップがあるということで、「京とれいん」が梅田に着くと、そのまま嵐山へとんぼ返りし、またもや鳴滝に戻ってきました。 写真のように桜がライトアップされ、その中を嵐電が徐行して走り抜けます。
電車が来るとこんな感じ。
安物ののコンデジではここいらが精一杯で、このときほど一眼レフが欲しいと思ったときはありませんでした(笑)
電車ですが、このライトアップ中の「桜のトンネル」を走行中は室内灯を消灯し、徐行します。このため、車内からでも幻想的な桜のライトアップを楽しめるようになっています。
このライトアップは4/8~12の間行われていました。
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