西九州新幹線開業後は、インターネット販売の割引きっぷも当然変わっています。
このうち、片道の割引きっぷは下記のように変わりました。(いずれも指定席・通常期。)
購入タイプ | 西九州新幹線開業前 | 西九州新幹線開業後 |
窓口購入 | 5590円 | 6050円 |
当日購入可 | 九州ネットきっぷ (3150円) |
かもめネットきっぷ (4200円) |
3日前までに購入 | 九州ネット早特3 (2550円) |
かもめネット早特3 (3600円) |
7日前までに購入 | 九州ネット早特7 (2340円) |
おためし!かもめネット早特7 (3200円) |
新幹線開業前のネットきっぷやネット早特の割引率がやたら高いのですが、これは、2022年4月の特急料金値上げが効いています。(値上げ前は4800円)しかしネットきっぷは据え置きだったために、割引率が大幅に上がってました。
一方、開業後は、ネットきっぷ、ネット早特3は1050円の値上げ、一方、おためし!かもめネット早特7は、860円の値上げに留まっており、相対的に早特7のお得度が上がってます。
もっとも、ネット早特7は、変更が一切不可だったので、開業前の210円差を考えると、積極的に勧めにくいのも事実でした。
さて、「おためし」がついているとおり、この「おためし!かもめネット早特7」は2023年3月31日までの限定商品です。
予想では来年4月以降は3390円と多少値上げして通常の「かもめネット早特7」として発売するのではないかな、とにらんでます。
券面は、「九州ネット早特7」とあまり変わりませんが、「かもめ」「リレーかもめ」と乗り継ぐため、指定券が2枚になっています。
以前「九州ネット早特7」にあった、「指定列車以外は別途乗車券特急券が必要」の文字は消えてました。もちろん変更はできませんが、乗り遅れたら特急料金追加のみで乗れそうです。そこはちょっとほっとしたり。
もちろん乗り遅れはいけませんよ。
混雑するかもめ
「かもめ1号」として到着した列車は「かもめ8号」として折り返していきます。
かもめ1号は通過駅があるということで愛称表示が赤色でしたが、かもめ8号は各駅停車なので、青色のようです。九州新幹線も「さくら」が赤色、「つばめ」は青色なので、この関係に近いですが、西九州新幹線では速達便も各駅停車も「かもめ」なので、「赤いかもめ」と「青いかもめ」ができることになってしまいました。
もしノンストップ便だと「黄土色かもめ」なんだろうか(「みずほ」がそうなので)
さて、西九州新幹線は長崎~武雄温泉間の距離は66km 。小倉~博多間の山陽新幹線が55.9km なので、短さが目立っています。
特に、嬉野温泉~武雄温泉、諫早~新大村間は発車したと思ったらすぐ駅に着いてしまう感覚でした。
車内は意外なほど混雑。というかほぼ満席。自分の隣の席も埋まっていました。
博多に行くのにちょうどいい便ということで人気なのでしょうか。
あっという間に武雄温泉。ここで「リレーかもめ8号」に乗り換えです。
武雄温泉駅では対面乗り換えで、スタンバイしている「リレーかもめ8号」博多行きに乗り換えです。
乗り換えホームは案外広く、乗り換え自体はかなりスムーズでした。もっとも乗り換え自体が嫌だという人も多いかも。
編成は787系の8両編成。指定席はほぼ満席です。
自分の隣の席もさっき「かもめ8号」で隣に来た人と同じ方が座っていました。座席指定をかけないと発券ロジックは一緒のようで、なるべく近い号車の指定席が割り当てられるようです。「リレーかもめ8号」の1号車はグリーン車なので、次に近い2号車が割り当てられたようです。
「かもめ」から「リレーかもめ」に乗り継ぐと、嫌でも車内の狭さを感じてしまいます。さらに787系は座席窓側下に配管があるため、満席時は窮屈感が倍増します。
ここまで自分の中で車両の評価がダダ下がりなのも珍しいかな。
もっとも片方は出来立ての新品の新幹線、もう片方は30年前に登場した在来線電車ですから、いくら名車とはいえ流石に比べるのは無茶だろうと思います。同時に、もう30年も経ったんだという時の流れを感じさせずにはいられませんでした。
初乗り時は「リレーかもめ」->「かもめ」のほうが乗車時にショックを受けることが少ないかもしれませんね。
結局満席のまま博多に到着。改めて福岡の吸引力を感じられました。
今後西九州新幹線はどうなっていくのでしょうか。
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