「三井野原⇔出雲坂根」往復乗車券

三井野原~出雲坂根往復乗車券

三井野原~出雲坂根駅の往復乗車券です。
三井野原、出雲坂根両方とも無人駅ですので、出雲横田駅で購入しています。
もちろん車掌から求めてもOK。

西マークが入っていることから、このきっぷはマルス端末ではなくPOS端末による発券となります。
片道210円。直線距離800mほどですが、間に167mの段差があるため、6.4kmも大回りして高度を稼ぎます。片道約20分と手軽かつ乗りごたえ十分。

普通列車でスイッチバック

10/2の記事からの続き

さて、「奥出雲おろち号」から乗り継いだ普通列車備後落合行きは、立ち客も出るほど大盛況。
ただ、よく見ると団体っぽい客も見られます。最近は奥出雲おろち号だけでなく、普通列車にも団体が入っていることを見かけます。

出雲坂根駅発車

奥出雲おろち号から乗り継いだ普通列車備後落合行きは、一足早く発車します。

たくさんの人に見送られて備後落合行きは発車。
いまきた道を引き返しますが、その先にスイッチバックが。

分岐機付近のシェルター

うっそうとした茂みの中にポイントの着雪よけのシェルターがあります。ここは中国地方随一の豪雪地帯でもあります。

さて、普通列車では「奥出雲おろち号」ではできないことがあります。
それは列車の前後を見ることです。
特にスイッチバックあたりの線路は非常に興味深く、たくさんの人が運転台近くに集まっていました。

二段目の線路を上がり、三段目の線路に合流するころ、雪よけのシェルターが見えてきました。
北海道では当たり前の設備ですが、中国地方ではあまり見かけません。
ここは豪雪地帯で、三井野原付近は中国地方の積雪ランキングの常連となっています。
そしてそんな路線に除雪をするぐらいならば、除雪が効いた国道314号を走らせたほうが安上がり、とばかりに冬季雪が積もると列車の運転を取りやめてしまいます。

奥出雲おろち号で降りてきた線路を今度は上っていきます。
やはりループ橋が高さの目安になり、今まで見上げていたループ橋がいつのまにか見下ろす位置まで上がっていくのは見ごたえがありますね。

最後に三井野大橋を眺めて約20分弱で、三井野原駅到着です。

三井野原駅

三井野原駅に停車中の備後落合行き。列車の右手にはスキー場が広がっている。

三井野原駅ではバスが待機中。列車から大量の客というか団体客が降りて、バスに吸い込まれていきました。

さて三井野原駅はJR西日本で最も高所にある駅になります。
三井野原駅出てすぐのところに三井野原スキー場があり、かつてシーズンは「三井野原スキー号」など臨時列車が運転されていました。
現在も冬場に営業自体はしていますが、町営のリフトは廃止され、民間が運営するロープ塔のみとなっています。
数年前まで、リフト営業していたころは、木次線でスキーに来た人は割引の措置がありましたが、この超閑散ダイヤでどうやってスキーにいくのか・・・

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