南紀・熊野古道フリーきっぷでは、そのままでは熊野交通バスは利用できず、引換券を新宮駅、もしくは紀伊勝浦駅前の熊野交通の営業所で引き換えることになります。
新宮の場合、バスターミナルの事務所ではなく、瀞峡めぐり遊覧船のバスチケット売り場での引き換えとなります・・・・ちょっと紛らわしいんですが。
体裁は色画用紙に印刷したタイプで、安っぽい体裁ではありますが、裏面には利用可能区間の地図が描かれており、一目でわかります。
きっぷを見ると、JR東海のパンフとは異なり、発心門王子までは龍神自動車しか利用できないことになっていますが、こちらが正解です。
さて、まずは主力ともいっていい、新宮~熊野大社まで乗車してみました。
ノンステップタイプのバスで、この便は湯の峰温泉を経由します。
湯の峰温泉の経由便と非経由では所要時間が大幅に違うので注意。
請川からは川湯温泉方面に入ります。湯の峰温泉を過ぎると山道に入り、一山超えると本宮大社に到着します。
本宮大社は、熊野詣のひとつの目的のひとつとして知られてますが、ヤタガラスを祭っているからか、最近はサッカーの神としてのほうが有名かも。もともとヤタガラスは熊野から大和へ神武天皇を導いた鳥だったと思います。
熊野詣は「熊野本宮大社」「速玉大社」「那智大社」の3つをさしますが、この日は雨ということもあり、参拝は熊野本宮だけにしてあとは勝浦のホテルに直行することになりました。
熊野本宮からは紀伊勝浦への特急バスが1日1往復出ており、これを利用しました。
特急というだけあって停車駅を絞っており、普通便が62分かかる本宮大社~新宮駅間を54分で結びます。
新宮からは海沿いに沿って走り、紀伊勝浦まで35分ぐらいで走破します。
この特急バス、観光客の利便を図るためには、紀伊勝浦駅に着く前に勝浦桟橋に立ち寄ってくれるのが特徴です。(普通便は勝浦桟橋には行かない。)
このため、勝浦桟橋から直接ホテルの連絡船に乗って、スムーズにホテルに着くことができました。
今夜のホテルはホテル浦島、以前にも紹介したことがある宿ですがとにかくお風呂が有名ですね。
典型的な温泉旅館ですが、平日ならば一泊朝食付きで6000円前後で一人から泊まれるので、機会あれば話の種にどうぞ。
(この記事はさらに7/25の記事に続きます)
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