びわこライナーの乗車整理券です。
JR東日本やJR東海は自動券売機による発売が主流ですが、JR西日本は現時点でもホーム係員による手売り販売しかありません。
このためこのような軟券になっています。
束で持っており、販売時にもぎりのように1枚ずつちぎって渡します。
びわこライナーは大阪~米原間で運転されていたホームライナー系の列車で、かなりの人気がありました。
運転当初は「白鳥」間合いのJR東日本上沼垂運転所の485系を使用、その後、スーパー雷鳥の編成に置き換えられました。
この列車は2号車の売店兼ラウンジは営業、さらに車内販売まである、日本で一番設備の充実したホームライナーでした。
特に新大阪駅乗車に割り当てられた席はグリーン車であり、310円の投資で3列グリーン車で帰宅できるとあって、常に満席でした。
その後、スーパー雷鳥編成が「しらさぎ」に転用された際に今度は再度「白鳥」用の編成を使用(ただし今度はJR西日本車)。
ボンネット編成になっていますが、この際に車内販売は廃止されています。
しかしこれも長くは続かず、2003年6月に特急「びわこエクスプレス」に格上げされる形で廃止されてしまいました。
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