急行「あおもり」急行券・寝台券

20060621

寝台急行「あおもり」の急行券・B寝台券です。
日本最長距離在来線電車特急として名を馳せた大阪~青森間の特急「白鳥」亡き後、臨時列車ではあるものの、同じ区間を走る臨時寝台急行「東北夏祭り」とともに、日本最長距離を走る在来線電車になります。
2006年度も夏に運転予定があり、今年も寝台電車583系電車で運転されます。

20060621_2

さて、今回は周遊きっぷ「盛岡・陸中海岸ゾーン」へのアプローチとして、この急行「あおもり」を利用しました。

寝台特急「日本海3号」の後に出発するため、大阪出発が遅いものの、青森到着はお昼過ぎになっています。
寝台電車583系は3段式寝台ですが、下段は1m以上のワイドなベッドと、広い窓があるためお奨めです。
特に長距離夜行である「あおもり」の場合、下段が必須でしょう。
また、この列車にはグリーン車は連結されているものの、グリーン車としては営業されておらず、サロンカーとして扱われています。
寝台では話をすることは厳禁ですから、歓談の場があるのはありがたいです。

夏場の場合、村上付近で夜明けを迎えます。
このあたりは日本海沿いを走行しており、朝焼けの日本海を眺めるのもいいかもしれません。
もっとも外を眺められるのは下段のみですが・・・

20060621_3

 

 

3段寝台の場合、ベッドで起き上がるのも窮屈です。
でも青森到着が昼過ぎではそこまでひたすら寝ていろ、というわけにもいきませんから、羽後本荘から係員の方が乗務されて、空きベッドを手際よく座席に変えていきます。
583系は寝台座席兼用電車ですが、寝台⇔座席を変える作業を行うのは現在では下り「あおもり」のみになってしまいました。

もっともすべての寝台を座席に変えるわけではありませんから、写真のように、座席と寝台が同居する格好になります。
じっくり観察していると、座席を寝台にするカラクリが見えてきますが、見れば見るほどこの仕組みを考えた人にはただただ敬服するばかりです。

(2007/01/23追加:この記事は「きっぷを拝見します – あおもり号急行B寝台券」にトラックバックしています。)

コメント

  1. LUN より:

    寝台電車の解体ショーを是非見てみたいのです。この記事はいつのことなのでしょうか?3ベットとも空になれば座席にしてくれる、ということでしょうか?自分で勝手にやる?という風説もききました(泣)。作業員の方に本当の作業をやっていただくことに意義があるのですが(笑)。

  2. ぱーぱー より:

    だいたい3つとも空きになっているベッドを解体していることが多いですが、
    頼めばどの尊台もやってくれます。(ただし他の段の方の同意が必要ですが・・・)

    一般人には解体作業はまず無理です。
    無理に作業されてケガしても困りますから、
    現在も作業員が解体作業をされているのではないかと思います。

タイトルとURLをコピーしました