福岡エリア 九州寺社めぐりきっぷです。九州寺社めぐりではフリーきっぷをいくつか出していますが、このきっぷのみは九州寺社めぐりだけに発売しています。筑肥線を除く主に福岡県のJRの普通・快速列車が乗り放題で3500円。特別御朱印頒布券が6枚ついてきます。
特急は特急料金追加でも乗れず、別途乗車券が必要なので、性格的には福岡県専用の青春18きっぷということになりますでしょうか。
特別御朱印頒布券の枚数が値段の割に多いので、2025年の特別御朱印を効率的にフルコンプするにはこのきっぷを複数枚買う必要がありました。
フリーきっぷとしては博多起点で考えると3500円はやや割高感はありますが、小倉~大牟田間往復で5720円なので、フリーエリアの端から端まで移動すればそれなりに利用価値のあるきっぷです。
2026年は「特別御朱印頒布券」のルールがなくなり、「九州寺社めぐり」向けの2種類のきっぷ(いちにち九州御朱印めぐりきっぷ、ぐるっと九州御朱印めぐりきっぷ)の有効期間内ならば、特別御朱印を授与いただけるように改正されています。
2026年度は「福岡エリア 九州寺社めぐりきっぷ」のかわりに「いちにち九州御朱印めぐりきっぷ」が登場し、フリーエリアが九州全域に広がって3900円です。特急券追加でも特急に乗車できないのはそのままなので、10/31まで1日単位で使える九州専用の「青春18きっぷ」というべきでしょうか。
なお、JR九州ネット予約専用で駅では受取のみで発売はしていないので注意しましょう。
19. 香椎宮
(3/19の記事から続く)
2/1の記事から延々続いた「九州寺社めぐり」ついにラストです。
今度の九州訪問は10/18、19の2日間の日程です。もっとも残りは6社寺ですべて福岡県なので一気に攻略も可能だったのですが、18日の午後から19日にかけてこどもの引率をやることがあったので、18日に香椎線沿線の2社、そして19日に黒崎駅近辺の4社寺を訪問することに。19日はほとんどJRに乗らないのでフリーきっぷは使用していません。
さて、香椎宮は最寄りが香椎線の香椎神宮駅徒歩10分ほどですが、香椎駅からも歩けないこともありません。香椎駅からだと徒歩20分弱です。香椎駅での乗り継ぎが1時間近くあったため、香椎駅から歩くことにしました。
香椎駅から香椎線に沿って宇美方面に15分ほど歩くと、香椎宮の参道が見えてきます。そこを進むと立派な楼門が。あたりは青々とした紅葉に覆われていますが、11月には紅葉が綺麗そうです。
楼門を抜けると朱塗りの建物が。香椎宮は夫婦円満に効果ありと神前結婚式なども盛んで、この日も多くの参拝客が訪れていました。
香椎宮の本殿は香椎造という他ではあまり見ない建築様式で、傍目から見ると屋根が2つあるように見えます。
御朱印は特別御朱印を選択しました。
特別御朱印は松本清張の小説「点と線」の一節が書かれ、国鉄香椎駅と、これまた「点と線」で縁が深い「あさかぜ」の写真があります。

ただ「あさかぜ」を見るとちょっと違和感。なんだろうな、と思ったらこのあさかぜ、九州では珍しくED75牽引です。九州の交流機関車はED72、ED73、ED74そして主力となるED76と貫通扉がなかったため、赤い貫通扉付きのヘッドマーク付き「あさかぜ」牽引は個人的には違和感たっぷりです。
そしてあまり突っ込みたくはなかったのですが、写真のあさかぜは昭和34年頃という注釈が付いてますが、昭和34年にED75は存在しておらず、後ろにつながっている客車がどう考えても24系25形にしか見えません。また、ED75にヘッドマークがついているので、時期としては九州ブルトレにヘッドマークが復活した1984年2月からED75が廃車される1986年3月までの間のどこかの日で撮影されたものと思われます。
九州のED75は300番台のみ11両の小世帯で、1985年3月のダイヤ改正で全機運用離脱、そのまま廃車されました。
まあ、一般の人が見れば「こまけえことはいいんだよ」、なんでしょうがどうしても気になって(笑)
20. 宇美八幡宮
香椎線は非電化ですが、バッテリー駆動の電車BEC819系が活躍しており、架線がないのに走行音は完全に電車です。
香椎神宮から香椎線に乗り終点の宇美で下車。
宇美駅は駅前広場に巨大な「U」のオブジェが印象的。駅出て右手の道を進むと宇美八幡宮への標識が出てくるので間違えることはないでしょう。
ここから徒歩10分弱で宇美八幡宮です。
最短経路を行くと途中で地図にない宇美八幡宮への抜け道があるので、実際は8分ほどで本殿に着きます。
街中にあるためかかなりの賑わい。七五三と思われるこどももいて、もうそんな時期なんだなあと。
そして御朱印は本殿の左手の社務所に・・・と思って聞いてみると、特別御朱印は本殿右手だそうで、御朱印の種類によって授与所が違うのは初めてみました。
通常の御朱印は社務所で直書き、特別御朱印は授与所で書置きのようです。
特別御朱印は予想はしてましたがDENCHAことBEC819系が描かれています。
このあと小倉方面に向かいこの日は終了。10/19は黒崎周辺を巡ります。
15. 一宮神社
黒崎駅周辺には3つの社寺があり、黒崎駅を起点にだいたい1時間+参拝時間で回ることができます。普段ならばここはタイムズカーを借りて回るところですが、今回はその手が使えません。理由は「クロサキスイッチスペシャルパレード」。

実はこどもの引率はこのディズニーパレード見物のためで、どちらかというと黒崎の社寺めぐりはおまけ。当然パレードの間は道路規制がかけられ、車は通れません。というわけで、この日は徒歩でてくてく社寺めぐりです。まあ10月も後半に入るとさすがに暑さもそこまで酷くないですし。
ディズニーパレードが終わったあと、近くのファミレスでやや遅い昼食ののち、そのままこどもを引き連れ一宮神社へ。
神社のふもとに天ぷらをメインとした食堂があり、行列ができていたのでかなりの有名店っぽい。
食堂脇の坂を上るとほどなく一宮神社です。黒崎の市街地とは思えないぐらい閑静なところにあり、数百メートル近くの御手洗公園でミッキーマウスが微笑んでたのとは全く別世界です(笑)
由緒を読むと、王子神社、諏訪神社、大歳神社を昭和15年から24年にかけて合祀したとのこと。要は神社の合併ですね。
境内はそこまで広くはありません。こちらは直書きになります。
14. 岡田宮
一宮神社を出て大通りに出ててくてく歩くこと約20分。岡田宮の入り口が見えてきます。傾斜地に神社が作られたらしく、入口の参道はやや急な階段となっており注意。
ここは御朱印は20分程度かかるとのこと。ならば特別御朱印をということで、お願いしました。
岡田宮は手書きですが、両面使用のかなり派手なもの。事前に各種見本を見せていただきましたが、手書きでやるにはかなり手間暇かかりそうな絵柄ばかりでそりゃ20分かかるよな、と納得するしかありません。
特別御朱印は883系と885系の多分ソニックが描かれています。黒崎駅はソニック全列車が停車します。
ちなみにこの岡田宮は、古事記にも出てくる有名な神社で参拝客も多いのですが、昔の岡田宮は今の一宮神社の合祀前の王子神社に相当(つまり元宮)します。1559年の大友宗麟によって焼き討ちにあい、1605年に現在地で再建したものが現在の岡田宮となります。
2つの由緒を読んでなるほどと思いました。そりゃ近いわな。
13. 春日神社
岡田宮からさらに北東方面に歩いて10分ほどのところに春日神社があります。もちろん奈良の春日大社が総本社にあたり、御祭神も同じ。また黒田家ともつながりが深く、黒田官兵衛、黒田長政の書状などが残されています。
ここまでこどもを連れてやってきましたが、さすがにくずってきてマズいな・・・と思って境内に入るとなんかテントや出店などが出ており、縁日のような雰囲気。
たまたま秋祭りだったようです。16時前に春日神社にやってきたのですが、さっそく試運転でできたわたがしをもらい、こどもたちもニッコリ。
社務所が工事中かなにかでプレハブになっており、プレハブの窓から御朱印帳を差し出して御朱印を授与いただきます。こちらは直書き。
わたがしをぺろぺろなめながら黒崎駅に戻ります。
12. 豊山八幡神社
黒崎駅から八幡駅まで乗り、そこから駅前の国道3号線を10分ほど歩くと豊山八幡神社に着きます。
交差点の角に神社の鳥居がありそこを上がっていきます。
そもそも「八幡(やはた)」の地名は、八幡村ができるときにそれまでの村の氏神様がこの豊山八幡神社もしくはその分社だったりして全部八幡神社だったため、「八幡村」となったそうで、「八幡」地名の元となっているそうです。
坂を上ったところにあり、構えは全国各地にある八幡神社と同じ作りですが、鉄の町として発展した経緯から「鉄のしめ縄」「鉄の弓矢」といった鉄(八幡製鉄)にちなんだ奉納品があるのが特徴です。ここは直書きとなります。
さて、2月から続いた「九州寺社めぐり」はこれで終了です。2026年も実施していますが、さすがに今年はいいかな、と(苦笑)
思った以上に時間もお金もかかるイベントだったため、もし今後やるとしたら定年過ぎてからならば、このようなイベントがあれば参加するかもしれません。
ただ、後半になってくると、本殿・拝殿を見るだけで、「これは八幡宮共通の作りだ」とか、「お寺の御朱印はお堂でやる」とか、場所はまちまちなのに寺社ごとの特徴や共通点が見えてきてなかなか興味深い。
神社仏閣巡り自体は昔からそれほど熱心ではありませんが(やったのは西国三十三か所巡りぐらい)、たまには寺社巡りするのもありかな、と思うようになりました。













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