音威子府から札幌往復のRきっぷです。美深駅では音威子府から札幌のRきっぷ、名寄から札幌のSきっぷを販売していますが、端末がないため常備券での販売となっています。
常備のSきっぷは以前にも紹介したことがありますが、JR北海道のRきっぷとSきっぷは見栄えはほぼ同じで大型の常備軟券の真ん中を切り取って往復使用するスタイルです。

なお、Rきっぷは夏料金と冬料金があり、冬のほうがやや高くなっています。常備券も夏料金用と冬料金用の2種類が用意されています。
JR北海道で常備のRきっぷが販売されているのは美深のほかに石北本線美幌駅もありますが、美幌駅は指定席券発行の取り扱いがなく、常備券のRきっぷでかつ指定券発行可能なのはここ美深がおそらく唯一となるのではないでしょうか。
というわけで指定券も同時に発行。料捕による料金補充券となります。
旭川で途中下車しない限り「サロベツ」と「ライラック」で旭川での特急2列車乗り継ぎが可能ですが、マルス券だと2枚になるところが、料捕だと1枚にまとまっており、かえってスマートに見える気もします。
発券には最低でも30分程度見る必要があるため、余裕をもって注文しましょう。
なお、Rきっぷは3月13日で発売終了のため、このきっぷもあと2か月弱しか発売していないことになります。
気になる方はお早目に。
美幸線の面影
(1/16の記事の続き)
美深駅は国鉄時代、美幸線を分岐していました。美幸線はもともとは美深から枝幸までを結ぶ鉄道として建設されましたが、開業したのは美深から仁宇布まで。
その美幸線を有名にしたのは、「日本一の赤字ローカル線」という肩書。
なんせ沿線は特に大きな集落もなくひたすら北海道の原野を進むのみなので、とにかく人が乘らない。

営業係数は最悪4783(1983年度)、要するに100円儲けるのに4783円かかるということで、輸送密度も32人/キロ・・・ってあれ?
芸備線(備後落合~東城)
- 営業係数:9945
- 輸送密度:19人/キロ
・・・芸備線のほうがひどくないか?
今回、「美深駅観光記念きっぷ」ということですが、「仁宇布デマンドバス乗車記念券」とあります。
「美深駅観光記念きっぷ」の実態は、美幸線廃止代替の「美深~仁宇布」のデマンドバス乗車券。そのおまけとして先の台紙付きの記念硬券がついています。
なお、このデマンドバス乗車券は有効期間がないため、いつでも乗車可能。ただし「デマンドバス」なので、事前に予約が必要です。日曜は運休なので要注意。
このあたり、また美深にきてもらおうという意図があるのではないでしょうか。
そんな美幸線ですが、現在は仁宇布駅で廃線跡を利用した「トロッコ王国美深」があります。
春~秋の営業なので冬はありませんが、レールの上を約5km、トロッコに乗ることができます。
先の乗車券とセットでまた美深にきてもらおうという(以下略
北海道の冬は暗くなるのが早い
定刻よりやや遅れて美深駅に「サロベツ4号」が到着。まだ15時半ごろですが、あたりは既に薄暗く、既に夕方となっています。
車両は4両編成。キハ261系0番台車。既に登場から25年が経過していますが、特に置き換えの話もなく、宗谷本線の主力として現在も活躍中です。
なお、この「サロベツ4号」と折り返しの「サロベツ3号」は閑散期の平日は運休なので注意が必要です。
美深で10人ほど乗車。
エゾジカに注意しながら時速80km/h程度で快調に走行。山際はシカが多いせいかやや徐行するようです。この徐行もあってか遅れはやや拡大して名寄に到着。
ここからは時速110km/hで快調に飛ばします。
名寄を過ぎるとほぼ真っ暗なため、車窓はあきらめ、リクライニングを倒して休むことに。
車内はおそらく登場時からそれほど手が加えられていないように見えますが、それほど陳腐化したように見えないのは元のデザインが優秀だったからなのでしょうか。
「サロベツ3号」はやや遅れ気味で旭川に到着。向かいには「ライラック34号」がスタンバイ。青と緑の車体が対照的です。
基本的に「サロベツ」「特別快速大雪」を受ける列車は輸送力の大きい6両編成の「ライラック」と決まっているようで、5両編成の「カムイ」はあくまでも札幌~旭川間に徹しているようです。
しかし、旭川乗り換えもすっかり慣れましたが、札幌~稚内の「サロベツ」が旭川~稚内に短縮されたのは2017年。既に8年近くが経過しており、時間が経つのは早いなあ、と。

車内に入ると少し驚いたのがこの大型荷物置き場。わざわざ座席4席分をつぶして板をおき、仮設の荷物置き場としていました。
おそらく今後は本格的な荷物置き場に改造されるのでしょうが、昨今の大型荷物をもったインバウンド客が多いことを如実に示す結果に。
列車はやはり5分ほど遅れて札幌着。北海道の冬は5分ほど遅れるのが当たり前のようで、皆そこまで気にしていない様子。
逆に1分乗り継ぎとかばんばんある西日本の住民からするとえらくのんびりしてるな、と思わなくもないですが、こればかりは慣れでしょうか。
もっとも滑りやすい雪の中を乗り換えに走るのは危険という理由で、北海道では国鉄時代から3分以内の接続は接続列車とみなしません。
例えば快速「エアポート」と「ライラック」などで3分接続になることもありますが、基本的にJR北海道の乗り換え案内には出てきませんし、接続も取りませんので注意しましょう。












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