松浦鉄道「佐世保中央~中佐世保」往復乗車券

佐世保中央~中佐世保往復乗車券

前回記事でJR最短駅間距離を取り上げましたが、では鉄道最短駅間距離はというと、普通の鉄道では松浦鉄道の佐世保中央~中佐世保間でしょうか。その間200m。今回はその佐世保中央~中佐世保間の往復乗車券となります。

路面電車を入れるととさでん交通の清和学園前~一条橋の84mとなります。

中佐世保駅は商店街のすぐ近くの駅のため、利用客はそれなりに多く、早朝深夜を除いて有人駅となっています。
このため販売カウンターでは、きっぷのほか松浦鉄道のグッズなども販売中。自駅の入場券こそないものの、なぜか佐世保駅などの硬券入場券を扱っています。
券売機が稼働していなかったため、きっぷは販売カウンターでの購入となりました。

きっぷは基本的に駅名をハンコで押した補充券となります。(出捕もあるようです。)せっかくなので、鉄道日本最短駅間距離にあたる佐世保中央~中佐世保間の往復乗車券を購入。出てきたのは補充往復乗車券(補往)です。割と手慣れた手つきなので通常利用が多いのか、この手のきっぷ収集家が多いのか。

この区間を実際に乗車してみました。

商店街の中にある駅

商店街の中の駅看板

商店街の中の駅看板。あまり目立たず、注意しないと通り過ぎてしまう可能性も。

佐世保中央駅は松浦線が松浦鉄道に転換してから開業した新設駅で、四ヶ町商店街(さるくシティ4○3)の中にひっそりと駅案内があります。言うまでもなく商店街利用の利便性のために設置された駅です。

この日はあいにく雨が降っていたので、やや小走りに駅に向かいます。

佐世保中央駅駅舎

何かの工場の入り口に見えてしまう佐世保中央駅駅舎。こうしてみると、手前のエレベータもなんか搬入用エレベータに見えてしまう不思議(笑)

駅まで30秒もかかりませんが、そこに見えるのはなんか工場のような建物の佐世保中央駅駅舎。階段のほか、エレベータもあります。また階段は奥のマンション等への通路も兼ねておりちょっと独特な雰囲気。きっぷはホーム階で販売しています。

佐世保中央駅ホーム

佐世保中央駅ホーム。目の前に「中佐世保」の標識が見えます(笑)

ホームは3両が停まれるのがせいいっぱい。中佐世保方面を見ると既に「中佐世保」の標識が立っており、短さがよくわかります。
列車の到着が近づくと人が増えてきます。

佐世保行き

MR-500形の佐世保行きが入線。車内は大混雑。

やがて佐世保行きが到着。今回はこれには乗車しませんが、やってきたのはMR500形気動車(レトロン号)で、オール転換クロスシートが特徴のレトロ調気動車です。

これを見送ったあと駅周辺をぶらぶらし、折り返しでやってきたMR-500形に乗って中佐世保に向かいます。

中佐世保を発車する列車

中佐世保駅を発車するMR500形。こちらは国鉄時代からの駅なので長いホームが特徴。

佐世保中央から中佐世保まで1分かからずに到着。25km/h制限がかかっていますが駅間距離200mではいくら25km/hでもあっという間です(笑)

中佐世保駅で下車したのは自分ひとり。
こちらは国鉄時代からあった駅で、佐世保中央駅に比べると駅も長く、広々としています。ただし人は少なそうではありますが。

佐世保中央方面

佐世保中央方面を見る。手前の橋は島瀬町橋梁。九州初の高架区間でもあります。

仲佐世保駅から佐世保中央方面を見ると、カーブしているため佐世保中央駅は見えませんが、佐世保中央駅の標識が見え、すぐ駅があることがわかります。

また、手前の橋梁は島瀬町橋梁といい、この橋梁を含む付近の高架区間は1935年に作られた九州初の高架橋となります。奥に見えるカマボコ型の形が四ヶ町商店街でこれは佐世保中央駅からも見えてましたよね。

中佐世保駅

中佐世保駅入口。無人駅で、階段を上がるとホームがあります。

中佐世保駅は住宅街の中にあり、googlemapなどの地図なしでこの駅を見つけるのは相当難易度が高いです。駅舎らしきものはなく、あるのはホームへの階段のみ。高架駅あるあるではありますが、ちょっと寂しい感じはします。

中佐世保駅から佐世保中央駅までは徒歩4分。もっとも国道を横切る必要があるためおそらくは5分以上かかるとは思いますが、それでも十分に短いのでは、と思います。

 

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