新幹線「こだま713号/715号」指定券、品川駅入場券

品川駅入場券

東海道新幹線開業60周年記念 復刻C特急券+入場券の旅、スタートは品川駅です。きっぷの形態は特急券、入場券ともに硬券ですが、特急券はA型券、入場券はB型券になります。
今日から4回に分けて東京から新大阪まで移動してみましょう。

今回の旅では東海道新幹線の「駅名標」を撮ることにしています。

一番新しい品川駅

品川駅

品川駅。東海道新幹線では一番新しい駅です。

東海道新幹線品川駅は2003年10月1日開業。現在では東海道新幹線で最も新しい駅となっています。開業当初は通過する列車もありましたが、2008年に隣の新横浜駅とともに全列車停車駅となっています。

写真展

「巨腹氏」の愛称がある鉄道写真家南正時さんの写真展。やっぱりプロはなんだかよくわからないけど、違いを感じさせますね。写真に物語を感じさせるからでしょうか。

構内では鉄道写真家南正時さんの写真展を開催中。昨今はデジカメでかなり上手な写真をアップする人も増えてきましたが、やっぱりプロは違うな・・・と思います。

修学旅行用列車

東京駅で遭遇した修学旅行列車と再び遭遇。もっとも品川での乗車はなしで、しばらく停車するとそのまま出発していきました。

品川駅のホームはコンコースから降りる形。待っていると入ってきたのは先に自分が「のぞみ202号」で東京駅について折り返してきた修学旅行専用列車。

もっともこの手の団体列車は繁忙期の臨時列車のスジを使用していることがほとんどで、列車名を見ると「団体313」・・・すなわち、通常列車は「のぞみ313号」として新大阪に向かう列車になります。
こういう些細な発見も楽しいところ。

しかし品川駅の改札で持ち帰りを希望すると、記念きっぷだけどがっつり穴を開けられました(笑)マルス券と比べて小さいので穴が大きく見えます(笑)

品川から東海道線で東京駅に戻り、いよいよ新幹線乗車です。

東京->新横浜「こだま713号」

硬券(東京~‘新横浜)

東京~横浜のC特急券です。

こだま713号特急券

こだま713号の指のみ券。無効印にもご注目

東京から新横浜までは「こだま713号」で。ところが駅弁を買っていたら東京駅の駅名標を写し損ねる凡ミス。いきなりやらかすとは思いませんでしたorz

12号車

一番手は「こだま713号」で新横浜まで。新横浜まではそんなに飛ばしません。

なにはともあれ「こだま713号」の人に。品川は訪問済なので、新横浜を目指します。

多摩川

東京と神奈川の境となる多摩川。ここを越えると川崎市です。

新横浜までは助走といった感じでそれほど飛ばしません。また品川を過ぎるとほどなく湘南新宿ライン/横須賀線の線路と並走します。しかし見るたびに武蔵小杉が立派になっていくなあ・・・

多摩川を過ぎると神奈川県。そしてほどなく新横浜です。

新横浜駅

新横浜駅。すっかりあたりは近代的なビル街になってしまいました。

新横浜駅で下車。自分が新横浜駅で初めて下車したのは「新横浜ラーメン博物館」初訪問時です。
「青森・十和田ミニ周遊券」片手に京都から新横浜まで「ひかり」でやってきたのが初めてでした。
駅近くのはずですが、迷子になっていました(笑)今も営業中ですが、店内のラーメン店は定期的に入れ替えているようです。

1964年の開業当時は新横浜駅近辺には何もなかったそうですが、今では大都会に。JR線のほか、横浜市営地下鉄東急相鉄新横浜線も開通し、横浜の副都心としての地位を築いています。
日産スタジアムや横浜アリーナに行くときも新横浜使うかな?

もっとも、改札を出て東急のりばの案内をみたときは一瞬!?となりましたが(笑)

新横浜->小田原「こだま715号」

こだま715号その1

新横浜~小田原のC特急券です。

こだま715号指のみ1

「こだま715号」の指のみ券。本券が硬券だと自動改札は通れません。

30分駅まわりをぶらぶらして1本あとの「こだま715号」に乗車。小田原に向かいます。このあたりは小田急小田原線と東海道本線のちょうど真ん中あたりを走りますが、ちらちらと富士山も見えてきます。見えてくるんですが・・・

富士山

何だこれは。

なにこれこの微妙な構図は

分厚い雲が富士山のてっぺんだけ覆うという謎の光景。下半分は晴れているだけに不思議さが増します。もっともこのシルエットだけで富士山と一発でわかるのはさすが独立峰。

山が近づいてくると小田原は近いです。

小田原駅

小田原駅。小田急、箱根登山鉄道、そして伊豆箱根鉄道大雄山線はお乗り換え。

小田原駅で到着。ここで初めての後続退避で5分停車。
いったん改札を出てまた戻ってきます。今日はこれを繰り返すことになるわけですが(笑)

しばらくホームでぼーっとしていると轟音とともに「のぞみ」が通過してゆきました。今日は何本の「のぞみ」「ひかり」に抜かれるのだろうか。

ほどなく発車。次の停車駅は熱海です。

「小田原->熱海」こだま715号

C特急券3

小田原~熱海のC特急券です。

こだま715号・2

前回と同じくこだま715号に乗車。座席も同じなので、荷物を置いて改札口に向かいました。

小田原を出ると熱海までトンネルが続きます。東海道本線は根府川など景勝地も多いですが、東海道新幹線は海に近いもののトンネルだらけなので、あまり見られません。もっとも富士山側の席となるE席から海は見えませんが。

熱海駅

熱海駅。東海道新幹線唯一の待避線のない駅です。

ほどなく熱海駅に到着。自由席からは一斉に乗客がおりてきました。平日とはいえ、熱海の吸引力はさすが。先の「のぞみ202号」とかはほとんどビジネスマンでしたが、この「こだま715号」からは観光客ばかり。
熱海温泉、伊豆半島の観光に少なからず東海道新幹線は寄与しているのではないでしょうか。

熱海駅のホームドア

1974年に設置されたホームドア。もちろん日本初です。

新幹線熱海駅は新幹線の待避線がありません。そこを時速200km/hで通過するのは危ないので、開業当初は列車通過時はホームに行けないようになっていました。もっとも本数が増えると煩雑になってきたため、1974年に日本初となるホームドアを設置しています。
今はどちらかというと転落防止の意味あいが強いホームドアですが、設置当時は通過する新幹線に近寄れなくするのが主目的でした。

さて熱海駅で最近鉄道に関する話題となったのは2026年3月のJR東日本の値上げでしょうか。
JR東日本の値上げに伴い、東京~熱海間は新幹線と在来線で同一路線とみなされた原則がなくなり、新幹線と在来線は別線扱いになることが決まりました。

JR東、発足後初の運賃改定へ 2026年3月実施 - 鉄道コム
JR東日本は6日、国土交通大臣に対し、旅客運賃の上限変更認可を申請した。

てっきり新下関~博多間のように同一路線扱いにして乗車したほうで運賃を分けると思ってたのですが、完全に別線扱いにするとはなかなか潔いです。

「下関~博多」往復乗車券(別線往復)
下関~博多間の往復乗車券です。行きは在来線、帰りは新幹線というもので、「別線往復乗車券」と呼ばれています。在来線はJR九州、新幹線はJR西日本なので運賃が異なるため、単純に片道運賃の2倍にするわけにも...

ただし、別線扱いとすると、東京~熱海の新幹線経由実キロは95.4km。現行の104.6kmに比べると値下げになってになってしまいますが、JR東海は新幹線と在来線を別線化するにあたり、別線化なのに新幹線の営業キロは距離の長い在来線と同じとするとしており、なかなかセコイ気がしなくもない。

もっとも往復乗車券なども廃止されることが決まっており、この日を境にきっぷの形態が大きく変わるのではないかな?と思います。

(10/22の記事に続く)

コメント

タイトルとURLをコピーしました