能登半島の七尾から和倉温泉を結ぶ「のと鉄道」の土休日に1日乗り放題となる「つこうてくだしフリーきっぷ」です。
1日乗り放題で1000円。駅のほか、運転士からも購入でき比較的利用しやすいきっぷです。
なお、2025年現在でも1000円のまま同条件で発売中です。
七尾~穴水間往復で1700円、和倉温泉~穴水間往復で1380円なので、往復するだけでも割と簡単にモトを取ることができるため、買いやすく、使いやすい部類のきっぷでしょう。
きっぷは基本的にクーポン券スタイルの常備軟券となります。
なお、2025年7月14日より、「つこうてくだしフリーきっぷ」のデジタル版でもある「デジタル乗車券 沿線復興応援フリーきっぷ」が2026年1月末まで発売中です。
枚数制限はあるものの、クーポンコードを入力することで「つこうてくだしフリーきっぷ」と同額の1000円でのと鉄道乗り放題+沿線の店舗で使えるデジタルクーポン1000円分がついてきます。今のところ能登に行く予定はないのですが、機会あれば行ってみようかな。
能登の復興は道半ばだそうですが、久々に西岸に行って能登カキでも食べに行ってこようかな。(能登中島でもよさそう)
さらに金沢~七尾~穴水までの、のと鉄道、JR西日本およびIRいしかわ鉄道線と、奥能登地区のバスが乗り放題の金沢能登tabiwaパスも2日間有効3000円でtabiwa上で発売しています。
金沢までのきっぷを持っているけどさらに能登に足を伸ばしたい人にはこれかな。
能登の車両たち
旅の起点は穴水駅。ここはバスの拠点ともなっており、珠洲や輪島方面のバスだったり、金沢からの特急バスも乗り入れています。
そのわりには意外とひっそりとしたただ住まい。
ホーム0番乗り場にはかつて、のと鉄道で七尾~珠洲間で運行されていた急行「のと恋路号」で使用されたNT800形が。
これ10年経った現在も現存するそうですが、野ざらしにされているせいか、かなりぼろぼろになっているそうです。気になる人は画像検索してみよう。
一度だけ乗ったことがありますが、車内は転換クロスシートが並び、車両後部にはサービスカウンターがあってアテンダントが観光案内がてら車内販売していた記憶があります。
また、近年はカフェを営業していたことがありました。

さらに並んでNT100形もいます。2014年当時は塗りなおしたばかりでピカピカでした。今も同じところにいるはずです。
この車両はお座敷車両となっており、イベントなどで使用されることもあるそうな。
一方、現在の主力はNT200形7両です。2005年に登場した同車も登場してはや20年。経営改善の一環として新型の電気式気動車を導入して、本車両を置き換えるということです。

まだまだ新しいと思っていたNT200形ですが、気が付けばもう20年。時の流れは速いものです。
そのNT200形の七尾行きに乗車します。途中の能登中島駅で最後の保存車両が見られます。
旧国鉄のオユ10です。要するに郵便車で、かつて郵便輸送が国鉄を使用していたころの車両です。車内はミニ郵便局といっても差し支えはなく、駅で集められた郵便物を車内に運び、中で郵便物の仕分けなどができるようになっていました。また停車している郵便車に直接投函も可能でした。
集めた郵便を鉄道郵便で送るため、かつて郵便局の集配局は鉄道駅の近くにあるのが普通でした。最近は郊外への移転が増え、跡地を駅チカなのを武器にKITTE(KITTE丸の内、KITTE大阪など)に建て替え、改装するケースが増えています。
普段は施錠していることが多いですが、能登中島駅に係員がいるとき(平日午前~お昼ごろ)は係員に頼めば開けてもらえることもあるそうです。
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