別府・大分から久大本線経由の特急「ゆふ4号」の特急券です。本来は普通列車で移動の予定だったのですが、もともと新山口~小倉間の「のぞみ3号」のe特急券を予約していたのですが、購入後WESTERポイント超特典きっぷが発表されたのでそちらに乗り換え。
浮いた「のぞみ3号」のe特急券はこの「ゆふ4号」のe特急券に変更しました。
J-WESTカード持ちのe特急券なので最繁忙期特急料金1930円が年間同額の1000円に。ここまで差がつくとさすがにJ-WESTカード、JQカードの優位性が際立ってきます。
さてこのきっぷですが、よく見ると「(原)0327」の文字が入っています。見慣れない文字ですが、これは2025/04/01のJR九州の運賃値上げと関係します。

JR各社ではきっぷの変更が1回に限りでき、3/31までに購入した4/1以降利用開始のきっぷは値上げ前の旧料金で利用できます。一方、ネット予約などでは何度でも変更できたりすることが可能なので、その気になれば旧料金で購入したきっぷを6月以降に使用できたりします。
こういう状況を防ぐため、きっぷの変更は初回発売日の一か月先までしか変更ができないように制限がかかりました。
このため、3/27に購入したきっぷには「0327」の文字が入り、4/27までの列車しか変更できないようになっています。値上げ時期ならではの制限ですが、特に3か月先まで変更が可能なネット予約では、それを見越して3月に大量に購入した人が変更できずに頭を抱えたとか。事前にルールを確認しなかった自業自得とは思いますが・・・
この初回発売日表示は料金券だけでなく、乗車券にもつきます。まずは原券。
もともとは大分から「ゆふ4号」に乗り、由布院から久大線経由久留米、博多から新幹線経由新山口までの乗車券を購入していました。購入日付が3/30で、値上げ前に購入しています。値上げ後の大分~新山口間の運賃は6490円で440円の値上げ。
こちらが変更後のきっぷ。
乗車当日大分駅で変更申し出です。
純粋にJR西日本分区間の博多~新山口間をやめたため、大分~博多間に変更です。「乗変」のすぐ下に購入日を示す「0330」の文字が。要するに値上げ前に購入したことを示しています。この場合4/26に変更を申し出ても値上げ前の運賃で計算され、3740円になります。(値上げ後は4180円です。)
このように変更に制限がつきますが、それでもうまくやればGWの旅行に旧料金で利用できたりします。ここは頭の使いどころでしょうか。
なお、きっぷを新山口ではなく博多に短縮した理由は、もちろん
博多~新山口間のきっぷをWESTERポイント超特典きっぷに置き換えた
からに決まっているではありませんか(笑)
5両編成の「ゆふ」
(5/17の記事から続く)
さて大分駅に入線した「ゆふ4号」はなんとキハ185の5両編成。GWの増結措置です。
さすがに5両編成だと編成としてかなり堂々としたただずまいに。
そのうち自由席は2両、指定席が3両。指定席は3割ほどの乗りですが、自由席は自由席2両の半分以上が埋まり、旺盛な由布院需要に応えていました。
ただ、5両編成の場合、車両が反転している場合があり、自分の乗車した3号車がまさにその状態。最後尾座席でフルリクライニングするつもりが、車両が反対向きになってしまったため、最前列になってしまいました。まあ、編成が自由自在な気動車特急あるあるでしょうか。
そのほか目立ったのは側面の行き先表示がLEDに交換されていました。高輝度タイプのものっぽいですが、それでも幕式に比べるとちょっと見づらいかな。
「ゆふ4号」は約50分ほどで由布院に到着。いったん下車しますが、ホームではインバウンドの皆様が大量に「ゆふ4号」を待っていました。聞けば由布院から久留米までは指定席満席なんだそうで、インバウンドの威力を再び見せつけられることに。

「ゆふ4号」は満員の客を乗せて由布院を発車していきました。
(5/21の記事に続く)
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