特急「にちりん102号&ソニック14号」特急券

ソニック14号指定券
特急券

にちりんとソニックを乗り継いだときの特急券。「にちりん&ソニック乗車」とあります。

鶴崎から別府というとかなり短距離になりますが特急券になります。にちりん102号というとかなりのインフレナンバーになりますが、いわゆる中津~大分や博多~佐賀など早朝、深夜や通勤時間帯に運行される区間運転の特急は、JR九州では100番台の号数をつけることが多いようです。

で、にちりん102号については指定席がグリーン車しかないので自由席利用、一方大分からのソニック14号はもちろん指定席があるので指定席利用となり、大分乗り継ぎの特急料金通算の乗り継ぎ特急券となります。
e5489のeきっぷ利用のため、530円引きになっているためわかりにくいですが、このように自由席→指定席乗り継ぎの場合は全車指定席利用として通常は特急料金を計算します。

きっぷのスタイルは金額券(席なし券)に、座席指定が書かれた指定券の2枚組。もし「にちりん102号」の指定席を使用したらその分の指定券も加わるため、3枚組となります。
特徴的なのは席なし券に「にちりん&ソニック乗車」と記載されている部分です。確かにここには列車名が入ります。
もっともこの欄に異なる2列車が入るのは珍しく、通常は料金通算でもでてきません。

例えば異なる2列車で料金通算の例ですとこちら。

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一方1列車で途中で座席が変わる場合は列車名が出てきます。

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「にちりん」がもともと小倉~宮崎通しの列車だったため、分割されたときにこのように設定されたのでしょうか。
なお、この大分駅で「にちりん」「ソニック」の乗り継ぎの際の料金通算特例は、2025年4月のJR九州の値上げと同時に廃止されます。

ベッドタウンの駅

鶴崎駅

鶴崎駅。典型的な大分方面のベッドタウンの駅で、駅前は住宅やマンションが並んでいます。

鶴崎駅は典型的な大分方面へのベッドタウンとなっている駅。それは駅の営業時間にも表れており、駅員の在住時間(みどりの窓口営業時間)が16:00~19:00。みどりの窓口があるとはいえ、こんな時間帯に帰宅時間でたくさんの人が帰ってくるところできっぷ回収のためだけに駅員がいるといっても過言ではなさそうです。

にちりん102号

にちりん102号到着。

にちりん102号が到着。787系4両編成で、グリーン車以外全車自由席の典型的な朝通勤特急です。もっともこの日は土曜なのでガラガラでしたが。

なお、このにちりん102号は前日の「ひゅうが」で延岡に着いたあと、早朝の延岡発佐伯行き普通列車が佐伯到着後にそのまま大分行き「にちりん102号」となったようです。このあたり、少ない車両を効率的に回す傾向にあるJR九州の特徴がみて取れます。

方向幕

すっかりおなじみとなった「ワンマン」入りの行き先案内。「大分(博多)」は表記は4月以降も続くのでしょうか。

方向幕は「大分(博多)」表記で、大分でソニックに接続することを示しています。そしてこの列車もワンマン特急です。
もっともワンマンといっても運転士がきっぷを回収するわけではなく、4両すべての扉が開きます。つまり信用乗車ですね。

もっともJR九州ではかなり車内改札(特別改札?)に力を入れているようで、この日ガラガラだったにもかかわらず車内改札員が乗り込んで車内改札を実施。きっぷを見せるとソニックの乗り換え案内がありました。ワンマンの場合放送が自動放送で接続案内とかはしずらいので、このように改札の際にあわせて行うのでしょう。

先の記述にもありましたが、なんとなくですがワンマン、非ワンマンに限らずJR九州は車内改札にかなり熱心な気がします。
車内の自動放送でも特急、普通問わずに盛んにきっぷの目的地までの購入することを注意する案内があり、もしかして無札が多いのでしょうか。
あるときのソニックでは6両編成で5人の特改+車掌が、一人1両ずつ駅に止まるたびに車内を回っていました。

大分川を渡るとほどなく大分駅です。

大分駅

大分駅で並ぶ「にちりん102号」と「ソニック14号」行き先の列車名に「青いソニック」「白いソニック」とあるのが特徴。

大分駅ではホームの向かいに「白いソニック(885系)」のソニック14号が停車中。この行き先で「大分(博多)」などで指定された場合の乗継は必ずホーム向かいの乗り継ぎとなるので安心感はあります。

ただインバウンドがどちらの列車に乗ればいいのかわからず駅員に確認中。「Out of Service」の意味がわからないようで、駅員がしきりに白い列車のほうを指さしていました。
列車はインバウンド対応があったためか定刻からやや遅れ気味に発車。
わずか8分の乗車ですが、それでも座席のコンセントで急速充電器でスマホのバッテリーを回復することができたのはありがたかったです。

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