新幹線「かがやき506号」「はくたか558号」指定券

「かがやき506号」指定券
はくたか558号指定券

はくたか558号指定券。ただし「かがやき」から「はくたか」に乗り継いだのは富山ではなく金沢です。

WESTERポイント全線フリーきっぷ」によるJR西日本の旅、敦賀からは「かがやき506号」と「はくたか558号」を乗り継ぐ形に。ネット予約では2列車分とカウントされますが、「みどりの券売機」では1列車として発券が可能です。
ただ「みどりの券売機」では乗り換え駅を指定できないのが難点。本当は「はくたか558号」の始発である金沢で乗り換えしたかったのですが、どうがんばっても金沢乗り換えが出てこず、富山乗り換えとなりました。

なお、コンパートメントなど特殊なきっぷを除き、みどりの窓口での指定券の発券はできません。

「かがやき」は全車指定席なので、利用する場合は必ず座席指定が必要なのでご注意を。
もうすぐ敦賀開業から1年が経過しますが、「かがやき506号」乗車時に2号車に自由席特急券で乗車してきた人がおり「かがやき」が全車指定だったことを知らなかった様子。

「はくたか」「つるぎ」の2号車は自由席です。

気になったので車掌がどういう対応するのか見てましたが、デッキに立っていれば次停車駅までそのまま乗っていいとのこと。誤って乗ってしまった場合の措置ですが、次駅で降りれば誤乗扱いでセーフ、そのまま乗っていれば指定席特急料金が必要ということなのでしょう。
しかし1年経ってもこういう誤乗はあるんですね。

欲張り駅弁・・・か?

かがやき506号

かがやき506号。列車名の背景色が青紫なのは北陸新幹線だから?

2/26の記事から続く)

敦賀で一泊し、「WESTERポイント全線フリーきっぷ」の旅も2日目に突入。
敦賀からは「きらめき506号」で金沢に向かいます。すっかりおなじみになったE7系の12両編成。
流石に2号車は1割程度の乗車率とガラガラです。

車内販売が敦賀から乗務し、早速車内販売開始。いつものようにシンカンセンスゴクカタイアイスを・・・と思いきや富山の「三郎丸蒸留所」のスモーキーハイボールが販売中。(350円也)。
早速ハイボールを購入して朝から一杯。この独特の香りは癖になります。後で調べたら車内販売では3月末までの期間限定発売だそうで。

はくたか558号

はくたか558号。5号車17番席は4号車自由席に近い座席指定で、もし富山で混雑してきたらこちらに退避するつもりでした。

金沢でいったん「かがやき506号」を下車。目の前に大友楼の駅弁売店があったので、朝食替わりに駅弁を購入。選んでいる間に後続の「はくたか558号」が入線してきました。

車両は今度はW7系。ただし、見た目はほとんど変わりません。わかりやすいのは車内チャイムが「北陸ロマン」であること。
4号車の5号車寄りの座席に腰を落ち着けます。富山からの座席指定が5号車の4号車寄りとなる17番席を確保しておき、もし富山で混雑したら自由席から指定席に退避する作戦・・・・でした。しかし自由席は糸魚川までガラガラだったためそんな小細工は必要なく、自由席に落ち着くことに。

特選日本海かにめしと能登牛しぐれ丼

「特選日本海かにめしと能登牛しぐれ丼」1350円也。能登牛とかにめしが両方楽しめる駅弁・・・ですが、派手なパッケージに比べて中身はかなりお上品。このあたりは大友楼らしいところ。

金沢駅の駅弁を販売する料亭「大友楼」の売店では、入荷したばかりの駅弁が並べられていました。「ますの寿司」を筆頭に寿司系駅弁が多い北陸地方において、大友楼は料亭だからか金沢という町の特性だからか、どちらかというと京懐石系のあっさり目の駅弁が多い印象です。

この「特撰日本海かにめしと能登牛しぐれ丼」はかにめしと能登牛のしぐれ煮が載ったごはんがセットになったもの。流石にしぐれ煮は味は濃いめですが、かにめしはかなりあっさり目。カニの身がほとんどないのはどうかと思いますが、複数の味が楽しめるのはありがたいですね。ただ値段の割にボリュームは控えめであっという間に完食。

しばらくは立山連峰を見ていましたが、どんどん山が近づいてきてトンネルに入ると糸魚川。ここで下車します。

雪の大糸線

糸魚川駅

糸魚川駅に停車中の南小谷行き。11月に乗車したときは1両でしたが、今回は2両。

糸魚川で本来は冬の「観光急行」乗る予定でしたが、運休となったため予定変更。大糸線で糸魚川に向かうことになりました。
10時半発の大糸線南小谷行きは11月に乗った南小谷行きと同じ時刻の列車です。ただし、11月と違い2月は雪が積もっています。

糸魚川・白馬tabiwaパス/南小谷駅入場券
「糸魚川・白馬tabiwaパス」です。大糸線の白馬~糸魚川間が乗り放題で2025年3月31日まで利用可能。2日間有効で1000円です。糸魚川~白馬間は片道860円ですので、単純に同区間を往復するだけで...

11月乗車時は1両でしたが今回は2両。スキー客などが見込めるからなのでしょうか。
だいたい半分ぐらいの乗車率で糸魚川駅を発車です。

根知

根知駅で糸魚川行きと交換。

糸魚川発車時は雪はそれほど積もっておらず、しばらくは姫川沿いを進みますが雪が増える気配はありません。
根知で糸魚川行きと交換。11月は乗車列車が1両、交換した糸魚川行きが2両でしたが、今回は乗車列車は2両、交換した糸魚川行きが1両となっていました。どうやって両数決めているのだろう・・?

根知を過ぎると山間部に入っていきます。流石に雪が増えてきました。

姫川2

根知を過ぎると山間部に入り雪も増えてきます。雪があるだけで11月と全く違う表情を大糸線は見せてくれます。

姫川沿いを上っていきますが、たくさんの鉄橋で右へ左へと川の車窓がどんどん変わっていきます。雪景色も悪くはないのですがやや単調気味。ただし、冬しか見られないものもあります。

雪崩1

スノーシェッドの上で雪崩が発生。姫川に流れていきます。大糸線小滝~北小谷はトンネルとこのスノーシェッドがほとんどですが、このように雪崩から道や線路を守る大事なものです。

それは雪崩。
大糸線の小滝~北小谷間は大半がこのようなスノーシェッドと呼ばれる道路や線路に屋根を付けた区間です。もし雪崩が発生すると、スノーシェッドの上を雪崩が流れて川に雪が流れ込むようになっています。
もしこれが存在しないと雪崩が線路や道路をふさいでしまい、まともに走れなくなります。線路と道路が両方ともスノーシェッドで延々と続く区間は全国的にも珍しく、それだけこの区間の冬は険しい区間であることを物語っています。

雪崩2

中にはこんな豪快な雪崩も車窓から見ることができます。もしスノーシェッドがないとすぐの復旧は難しいでしょう。

この日は気温が上がったためかあちこちで雪崩の跡が。フォッサマグナの冬の道は非常に厳しいものであることを物語っています。
大糸線は厳冬期も問題なく運行していますが、逆に雪崩が多い雪解け時期になると雪崩が予測されるときは運休することがあります。それだけ厳しい区間を走る路線であるということですね。

平岩駅

平岩駅に着くころはすっかり雪に埋もれた感じに。温泉客と思しき観光客が降りていきました。

平岩駅では観光客が下車。どうやら温泉客のようです。すっかり埋もれた平岩の駅名標を見ると、雪見風呂も悪くないかな・・・・とちょっと心が揺らぎます。

平岩を過ぎると今度は長大トンネルへ真那板山トンネルです。全長約3.5kmのトンネルを抜けると発電所が見え、北小谷駅へ。ここからはやや開けて中土、そして終点南小谷に到着しました。

南小谷駅

南小谷駅に到着。もっともここはやまあいの谷間の駅という感じで、雪がかなり積もっています。

終点南小谷駅到着。JR西日本とJR東日本の境界駅になるため、「WESTERポイント全線フリーきっぷ」の旅もここまでです。

ここからはJR東日本。明日は「キュンパス」でJR東日本周遊です。

3/2の記事に続く)

 

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