ANAとのタイアップでJR北海道で発売している「ANAきた北海道フリーパス」です。
新千歳空港、札幌から旭川、稚内といった道北方面が3日間乗り放題。かつては特急自由席乗り放題でしたが、現在は指定席が4回まで利用可能に。その分値上がりしていますが。
発売当初は12500円だった気がしますが現在は指定席が利用できるとはいえ、16200円。もっとも新千歳空港からダイレクトに使えるのは大きく、使い勝手は悪くありません。なお、1000円分のANA Festaの利用券がついてきます。
いつものようにモトを取るためには・・・ですが、こんな感じ。
区間 | 片道・運賃料金(特急指定席) |
---|---|
札幌~稚内 | 11090円 |
旭川~稚内 | 8890円 |
札幌~名寄 | 7790円 |
基本的に新千歳空港から稚内往復すれば余裕で元が取れます。もちろん札幌~稚内どころか旭川~稚内でもモトは取れますが、同区間はRきっぷやSきっぷがあるので微妙なところ。
やはりあちこちで降りて観光するのが一般的な使い方でしょうか。また富良野もエリアに含まれていたので、何気に廃線間近の根室本線富良野~幾寅間の乗車にも使っていました。
きっぷの購入は新千歳空港の指定席券売機のみ。以前はみどりの窓口のみとなっており、新千歳空港までの搭乗券が必要でしたが、指定席券売機となってからは自己申告の形に。これっていいのかな?
なお、きっぷの券面は地図の記載があり、比較的わかりやすいです。
全車指定席になる「すずらん」
前日に新千歳空港入りし、千歳のホテルで泊まって翌朝、「すずらん1号」の人に。数を減らした785系電車での運転です。乗車時は「すずらん」に自由席があり、特急自由席乗り放題きっぷということで気軽に自由席に乗りましたが、この「すずらん」は2024年3月のダイヤ改正で全車指定席化されました。
自由席主体だった特急が全車指定席というのはちょっと驚きました。2024年3月のダイヤ改正以降、「すずらん」の利用客が減ったとのことですが、「すずらん」の主戦場である南千歳~苫小牧~東室蘭間の収入概況は前年並みを確保したようなので、乗務員や駅の大幅な負担軽減を考えるとひとまず経営的には成功といったところなのでしょう。(要は客数減らして客単価上げたってことです。)
そのためか2025年3月のダイヤ改正では特に「すずらん」に動きはないようです。
混雑する指定席
ちょいと手稲に寄り道したあと、札幌からは「カムイ9号」の人に。789系1000番台車による運転です。銀色の車両も「スーパーカムイ」として登場して既に17年目が経過し、ベテランの域に入りつつあります。
なぜか「ライラック」のほうが乗車機会が多く、「カムイ」は乗る機会はなかなかなかったのですが、たまたまうまく時間があったので乗車。指定席は窓側残席1で当日乗車すると満席。「カムイ」の指定席は5両中1両しかないので席が埋まりがちなことも多いようです。
そのためか、2024年3月のダイヤ改正で「カムイ」の指定席を1両から3両に増やしています。もっとももともと指定席だった4号車(Uシート)と、自由席から指定席になった3号車、5号車では設備格差がありすぎる気がしないでもないのですが。
・4号車・・・コンセント付、シートピッチ1050mm
・3,5号車・・・コンセントなし、シートピッチ960mm
狙うなら断然4号車ですが、どうも4号車に指定席が偏っているとかいないとか・・・
この日は雪晴れのいい天気。北海道ならではの雪を舞い上げながらの爆走が続きます。当初は昼ごはんのために終点旭川下車を考えたのですが、ここまで天気いいのならば歩くこともそこまで困ることもなかろ、ということで途中の深川で下車。さて、深川の目的は・・・
(12/30の記事に続く)
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