新幹線「はくたか565号」新幹線指定券/白馬駅入場券

はくたか565号指定券

WESTERポイント北陸新幹線フリーパス」で発行した「はくたか565号」の新幹線指定券です。JR西日本区間は「はくたか」は全便各駅停車となり、速達型である「かがやき」と役割を分けています。東京方面から金沢止めと敦賀直通があり、敦賀直通はWESTERポイント北陸新幹線フリーパスの敦賀~糸魚川間を全駅丹念に停車していくことになります。

ただし、北陸新幹線内は列車の追い抜きがないため、各駅停車であっても先着します。

各駅停車であっても糸魚川~敦賀間2時間かからないのはさすが新幹線。

白馬らしい光景と増便バス

白馬駅入場券

白馬駅の入場券。長野支社は指定席券売機に入場券口座を設けるのでしょうか。

11/18の記事から続く)

白馬駅はみどりの窓口が閉鎖されており、指定席券売機のみとなっています。何気に指定席券売機を覗くと入場券口座があったのでその場で購入。首都圏のJR東日本の指定席券売機は入場券口座がなかったような気がしますが、地域によって違うのでしょうか。

糸魚川行き増便バスの発車まで1時間強。ならば駅近くのみみずくの湯でひと浴び・・・と思ってたらなんと改装で休業。下調べしないとこんな悲劇もあります。
近くの食堂でランチと思ってたらどこも行列ができてるし、しかも高そう。さすが国際観光地。

ザビッグ白馬店

イオンのディスカウント形態「ザ・ビッグ」。ただのスーパーなのに、アルプスをバックに洒落た建物は妙に絵になる。

駅から徒歩15分ほどのところにある「ザ・ビッグ白馬店」。まさか白馬まで来てディスカウントスーパー来るとは思ってませんでしたが、外観はなんかいかにも白馬らしい雰囲気。店の裏の山の方面にはゲレンデが見え、冬場はスキーヤーで混みそう。
店内を回ってみると品揃えがアウトドアグッズやバーベキューセットが妙に充実しているあたり地域性を感じます。この時期だと除雪道具がかなり置かれていてもうすぐ冬であることを感じさせます。

お惣菜や野沢菜などを購入して白馬駅に戻ると増便バスが入線していました。

増便バス

白馬駅に停車中の糸魚川行き増便バス。15人ほどの客を乗せて白馬駅を発車しました。

「JR大糸線増便バス」と書かれた車両は観光バスタイプ。運行主体はJR西日本のようで、白馬駅はJR東日本管内にもかかわらず、JR西日本のステッカーや看板が入っていました。

このバスの白馬駅発車時刻は13時40分。一方、臨時快速「リゾートビューふるさと」の白馬駅到着時刻も13時40分。何この間の悪さは。
なんとなくですが、増便バスはJR西日本と連携は取ってますが、JR東日本とはあまり連携をとってない(というか取る気がない)ように見えます。いいのかなあ、これ。

発車

発車後しばらくは街中を走行しますが、すぐに山が迫ってきます。

白馬を発車すると「糸魚川まで52km」の表示が。それほど距離があるように見えませんが、それでも遠く感じるのはやはり姫川流域がしょっちゅう氾濫して交通が鉄道も道路もしばしば止まってしまうからでしょうか。

南小谷駅

南小谷は駅前に入ります。ただし狭すぎて転回ができないので切り返しをしてなんとか折り返していきました。

南小谷で2人乗車。ここから大糸線の非電化区間に入ります。駅前広場は狭いので、大型観光バスは切り返しも大変そうですが難なくクリアするのはさすがプロ。

ここから先はしばらくは向かって進行方向右側に姫川が流れます。大糸線は・・・というと姫川の対岸を走っていました。

紅葉

南小谷を過ぎ、しばらくは進行方向右側に姫川を望みます。紅葉がはじまり、山々が色づき始めてきました。

中土駅は「サンテインおたり」前に停車。自家源泉を持つ日帰りも可能な温泉で、駅からは結構遠いですが増便バスだと目の前に。これは便利かも。一人乗ってきました。

北小谷は「道の駅おたり」前に。これまた駅からちと遠い。

道の駅おたり

道の駅おたりが「北小谷」駅扱いに。道の駅に入って乗降可能です。

バスは道の駅に入っていきます。「道の駅おたり」は多数の車でにぎわっていました。ここにも温泉があり、入浴可能。なんか駅ごとに温浴施設があるような気が・・・

トンネル

北小谷を過ぎると長大トンネルが続きます。このあたりは小谷道路と呼ばれ、2015年に全線開通した新しい道です。

ここからはトンネルが多くなります。大糸線からは洞門が見え、ここをバスを走るのかな?と思ってたのですが、これは旧道で今は「小谷道路」として一気にトンネルで抜けます。運転はラクですが味気ない気もしないではない。

平岩

平岩付近。道路はかなり高いところを走り、水害に遭わないようになっています。このあたり、大糸線を見下ろすような箇所が多いです。

眼下に平岩の駅が見えたと思ったら道を折れて平岩駅方面に降りていきます。この付近は道路は高所にあり、かつトンネルを多用することで姫川の氾濫にも耐えられるようになっているのだとか。たぶんたびたび流される大糸線も参考にしているのでしょう。まあ大糸線の全通が昭和32年ですから今とは土木技術が違いすぎますわ。

洞門

平岩を過ぎると小滝までひたすら洞門とトンネルが続きます。しかも道はくねくねと曲がって昔の道っぽい。

平岩を過ぎると洞門がひたすら続きます。結構古い道っぽく、道幅がかなり狭い。バスとダンプの行き違いは結構を気を使うようです。

小滝駅でようやく洞門を開け、そして姫川を渡ります。白馬からずっと進行方向右側に姫川が見えましたが、ここからは左側に。

姫川を渡ります。

姫川を渡ります。白馬~糸魚川間でバスが姫川を渡るのは3回ありますが、いずれも下流のゆったりした部分となります。

もっとも根知につくと姫川の流れもかなりゆるくなり姫川の扇状地、すなわち糸魚川に近づいていることがわかります。
気が付くと糸魚川市街地を走行。北陸新幹線の高架が見えてきたら終点の糸魚川です。バスは白馬発車時は道路混雑で10分ほど遅れましたが、途中で捲いたせいか糸魚川到着は3分ほど早着していました。列車で早着はあり得ませんが、バスでの早着はあるあるです。

バスは早着

やや早着気味に糸魚川駅に到着。糸魚川駅は北陸新幹線側の南口(アルプス口)に発着します。北口(日本海口)ではないので注意。

増便バスですが、15人程度の乗車。なんでも予測をかなり下回っているそうですが、秋冬がシーズンなだけに今後の巻き返しが期待されます。

糸魚川―白馬間 増便バス 5カ月で利用9410人 目標の3割弱 スキーシーズンてこ入れ 大糸線利用促進「振興部会」 - 上越タイムス社
JR西日本の大糸線(南小谷―糸魚川)の利用促進について、糸魚川市を含む沿線自治体などで構成する期成同盟会に設

糸魚川のトワイライトエクスプレス

糸魚川ジオステーションジオパル

ジオパル内には実物の車両(キハ52)と、再現車輛(トワイライトエクスプレス)が展示。なぜここにトワイライトエクスプレスなのか謎なのですが・・・

増便バスのバス停の前に糸魚川の情報発信基地である「糸魚川ジオステーションジオパル」があります。
ここでは観光案内やフォッサマグナの解説、そしてミニ鉄道博物館?があります。入場無料。
キハ52の実車が展示され、車内は休憩室になっています。
一方、なぜかトワイライトエクスプレスのモックアップが・・・

トワイライトエクスプレス

車内は「ダイナープレヤデス」を模した形。貸切で食事もできるそうな。

最初の見た目が最後尾展望スイートなのに車内にはいると食堂車なのは!?ですが、細部も含めてよくできています。トワイライトエクスプレスは結構乗ってますが、当時の記憶を思い起こすには十分でした。
なお、食器類は実際にトワイライトエクスプレスで使用されていたもので、ここで実際に食事も可能だとか。

しばらくキハ52のボックスシートで休憩し、新幹線ホームに上がりました。

敦賀行き

敦賀行き「はくたか565号」車内はまさかのほぼ満席。福井でごっそり降りていきましたが、東京対福井の新たな手段として定着しているようです。

糸魚川から乗車した「はくたか565号」はなんとほぼ満席。自分の隣の席も埋まっています。こんな混雑した北陸新幹線を見るのは初めて。
富山で減るのかな?と思ったらほとんどかわらず、金沢でもあまり下車なし。じゃあこの大勢の乗客はいったい・・・と思ってたら福井でほとんどが下車していきました。

冷静に考えると敦賀直通の「きらめき」がない時間帯は、この「はくたか」が唯一の東京対福井の乗り換えなしの輸送手段。これに乗客が集中したのでした。
いかに「乗り換えなし」というファクターが重要なのか思い知ったのと同時に、敦賀乗り換えが必須になった、対関西圏や対中京圏は厳しいだろうなあと改めて感じました。おそらく福井もここ数年で経済的な結びつきは対首都圏の比率が関西圏より高くなるんじゃないかな。東京一極集中が加速しそうです。

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