京阪電車京都1日観光チケット(宇治・大津・紫式部めぐりパス)

京阪電車京都1日観光チケット

京都市内の京阪電車が1日乗り放題の「京阪電車京都1日観光チケット」です。なお、本券は「宇治・大津・紫式部めぐりパス」の引き換えチケットとして入手しています。
フリー区間は大津線を除く京都府内の京阪電鉄線。単体購入は1000円ですが前日までに買うと800円とお得です。単体購入は石清水八幡宮、中書島、丹波橋、祇園四条、三条、出町柳、宇治の各駅にて。(宇治・大津・紫式部めぐりパス引き換え指定駅である東福寺は発売対象外なので注意)

さて、東福寺駅で「宇治・大津・紫式部めぐりパス」の画面を提示し引き換え。京阪のフリーチケットは磁気タイプですがイベント系を除くと通常は汎用タイプの面白みのないもので、あまり見栄えもよくありません。

京阪フリーチケット(春の関西1デイパス用)
春の関西1デイパスの私鉄分ですが、今回は京阪を選択しました。 京阪線、及び男山ケーブルが乗り放題です。 引き換えは京橋か東福寺で。京橋の引き換え場所がややわかりにくいところにあるのは以前と同じ。 券面...

が、今回出てきたのは京阪2200系誕生60周年記念の記念デザインカード。
「京阪電車京都1日観光チケット」及び「京阪電車大阪・京都1日観光チケット」の券面が2024年7月から枚数限定で記念デザインになっていることは知ってましたが、発売駅でない東福寺もこのデザインが入っていたのにはちょっと驚きでした。

替え玉ならぬ替えネタ

京阪淀駅

京阪淀駅。高架化されてからかなり立ちますが高架以外の駅周辺はあまり変わっていないように見えます。

10/23の記事の続き

宇治から中書島に戻り、普通電車で隣の淀駅に向かいます。もっとも隣駅といっても中書島~淀間は4.4kmと京阪では最長の駅間距離となり、歩くにはしんどい距離です。

さて淀駅は京都競馬場の最寄り駅として競馬開催時は大勢の競馬ファンが押し寄せますが普段は静かな駅です。
淀駅は高架化によって北よりに移転し、京都競馬場直結の改札口が設置されました。もっともこの改札口は競馬開催時のみ使用で、今回は平日なので、京橋よりの改札口のみ使用となっています。

魚楽

海鮮丼メインの店「魚楽」。京都は総じて飲食店の価格は高めですが、ここはわりとリーズナブル。

淀駅出て北方面に2分ほど歩くと目的の店「魚楽」(ととらく)が。ここは昔から通っていた店でもあり、まだやってるかな?と若干ドキドキしながら来たものの、昔の場末の食堂感からこぎれいに改装されていました。

以前はまぐろ丼が500円台とえらく安かったのですが流石に今の時代にそれは無茶で低価格帯でも700円台からと値上げ。

サーモンイクラ丼

サーモンイクラ丼770円。この価格帯でこの量はやっぱり安い。

サーモンイクラ丼を注文。770円。ごはんは大盛りにせず通常に。この価格帯だと流石に北海道産ってことはなくチリ産でしょうが、それでも価格帯以上のごはんの上に乗るネタの量に大満足。

そしてこの店の最大の特徴が替えネタ。ネタだけ食べてごはんを残し、そこに別のネタを乗せます。

まぐろ2色丼

替えネタで、ごはんの上にまぐろ2色丼のネタだけ乗せて別丼に。かなり印象が変わりました。

ごはんを残して店員に渡し、替えネタを注文。今回はまぐろ2色丼に。
この場合、まぐろ2色丼の値段が200円安くなります。(748円→548円)

そしてやってきたネタてんこ盛りのまぐろ。ネギトロとすきみの2色丼です。写真ではわかりにくいですが、ここはネタの量が半端なく今回も山盛りに。先のサーモンいくら丼と合わせて1318円は安い。
味は価格相応といったところですが、それでもこのボリュームには圧倒されます。いつしか海鮮丼の価格を考えたとき、ここと余市の柿崎商店の海鮮丼を基準に考える癖がついてしまっていました(笑)

インバウンドのいない京都

ケーブル石清水八幡宮駅

ケーブル八幡宮口駅。平日のデータイムは人も少なくひっそりとしています。

淀駅から普通列車で石清水八幡宮駅に転進。ここはかつて「八幡市」という駅名でしたが、京阪の観光地化戦略?によって改称されています。もっともまだしっくりきませんが。

ここでは石清水八幡宮へのケーブルがあり、フリーきっぷで乗車できます。

ケーブル内部

ケーブルカーは所要3分のミニトリップ。クーラーがないので、窓を開けて冷風扇を入れていました。

ケーブル自体は3分ほど短いですが、京都盆地が見えたりトンネルあったりと意外と表情ゆたか。ケーブル八幡宮山上から石清水八幡宮までは徒歩15分ほど。ただしやや上りが多め。

本殿

石清水八幡宮の本殿。京都なのに人がいない・・・

石清水八幡宮に参拝。ここまで来てケーブル乗ってからインバウンドに全く遭遇しなかったことに気づきます。
伏見桃山では日本人よりインバウンドのほうが明らかに多く、平日なのに伏見桃山駅前の踏切はインバウンドでいっぱいでしたがここは非常にひっそり。
これが伏見稲荷と八幡宮の知名度の差なのでしょう。

京都盆地を見下ろす

展望台では京都盆地を眺めることができます。巨椋池が見える場所なのですが最近は高速道路の発達で工場などが増えています。

本殿からケーブル駅の戻り途中で展望台に立ち寄ってみました。かつては、京阪電車が田んぼの中を疾走していた姿が見えたのですが、この10年で第二京阪道路、京滋バイパスと相次いで自動車道が開通。
そのジャンクションにあたる巨椋池では工場や流通企業といった進出が盛んでかつてののんびりとした光景から激変しつつあります。今はまだ田畑が残っていますが、今後さらに変貌するのではないでしょうか。

ひっそりと残る優等車

出町柳行き準急

石清水八幡宮駅は昼間は事実上の各駅停車にあたる準急と各駅停車しか止まりません。最新の通勤車13000系による出町柳行き準急が入ってきましたが・・・?

石清水八幡宮駅に戻り、出町柳行き準急を待ちます。
入線した出町柳行きは現時点では最新の13000系。7両編成で後ろから2両目で待っていると、ロングシートとばかり思ってたのですが、この車両のみ転換クロスシート車両になっていました。

これは特急に使用される転換クロスシートを装備した3000系のうち1両をプレミアムカーに置き換えるため、プレミアムカーを新造して3000系の編成に組み込み、一方で3000系から1両を抜き出して通勤電車である13000系に組み込む編成変更を行ったもので、2023年から実施しています。

転換クロス

淀屋橋よりから2両目のみ車内は転換クロスシート。特急時代のまま通勤電車で運用されています。

ロングシートが常識の純然たる通勤電車に転換クロスシートの車両が1両混じるのは不思議な感じですが、やはりこの車両のみ乗車率が高めになっていました(笑)

(10/27の記事に続く)

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