(05/08の記事の続き)
メットライフドーム(現・ベルーナドーム)からの帰路はドーム82号となりました。帰路については一気に駅に観客が押し寄せますので、座席指定の特急は安心感があります。
ただ、野球の試合開始時刻はわかっても終了時刻は試合が始まってみないとわかりません。でも座席指定の特急電車の時刻は変えることはできず、ヘタすると試合終了前に電車が発車してしまうことがあります。このあたりはつらいところ。
で、この日はというと、壮絶な打ち合いの挙句、同点のまま9回裏へ。ライオンズのサヨナラのチャンスを逃してしまい、延長戦にもつれ込む展開になってしまいました。
そんな展開だと電車が発車する前に試合が終わるわけがなく、泣く泣く9回終了後引き上げることに。
ちなみに急行以下は、試合展開でダイヤを変えるそうです。このあたりは阪神の甲子園駅のやり方を参考にしたのだとか。
駅に着くと、既に多数の電車がスタンバイ。
スポーツなどの観戦イベントの場合、開始時間は固定ですし、観客も時間を分散させてやってきますので混雑はまだましですが、帰りは一気に駅に押し寄せてきます。しかも野球の場合は試合終了の時刻がばらばらなので、鉄道会社側では試合展開を注視してどのあたりから帰宅用の臨時電車を出すか判断します。
もっとも試合終了時刻だけでなく、試合展開によっても出し方が変わってきます。ホームチームがぼろ負けだと試合終了を待たずにどんどん帰ってしまいますし、逆に延長にもつれ込むような展開だとなかなか帰ってこない。
このあたりは鉄道会社の人間が試合展開を予測することになります。
しかし、あらかじめ決まってる「ドーム号」の場合はそれができません。どんな試合展開でも決まった時間に出てしまいます。
正直試合終了まで見たかったのですが、9回の攻防を見届けたあと、西武球場前駅に引き上げてきました。
延長に差し掛かる好ゲームのためか西武球場前駅は人はまばら。もっとも既に帰宅客向けの臨時電車がホームにずらりとスタンバイ。球場輸送あるあるです。
その一番はずれのホームに特急「ドーム82号」が客待ち中。どうやら行きに乗車した「ドーム81号」をホームに留置してそのまま「ドーム82号」で折り返す運用のようで、行きと同じ車両が待っていました。ということは帰りもラブライブサンシャインということに。
帰りの特急は人もまばら。というか予約していた人も延長にもつれ込むような試合展開だとなかなか帰りたくないでしょうし(自分もぎりぎりまで悩みました。)、おそらく帰りの特急券を放棄した人も一定数いたのではないでしょうか。
球場の熱気とは裏腹に、静かな車内で西武球場前駅を発車していきました。
所沢駅を過ぎたあたりで、車内放送で本日の試合はライオンズが8-10で敗れたことが伝えられ、車内はしんとした静けさに。
よく考えたら車内放送でプロ野球の試合結果を速報するなんて通常はあり得ないのですが、観戦輸送に特化した列車だからこそこんな放送も「当たり前」なのでしょう。
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