「富良野・美瑛ノロッコ3号」指定席券

富良野・美瑛ノロッコ3号指定席券

美瑛から富良野に向かう、「富良野・美瑛ノロッコ3号」指定席券です。2023年からJR北海道の快速列車の指定席料金は840円となっています。
座席はE席。これは2人がけのベンチシートになります。

ベンチシート

富良野・美瑛ノロッコ号では圧倒的1番人気のベンチシート。E席と覚えておこう。

かつてはフロア指定(FL)が必要で、JR北海道の駅でも沿線以外だと発券に苦労していましたが現在はフロア指定は解除され、E席を指定すれば必ずベンチシートになります。

「くしろ湿原ノロッコ4号」指定席券
くしろ湿原ノロッコ号自体は過去に紹介したことがありますが、今度は釧路湿原ノロッコ号FLです。このFLというのはフロア指定でたまに使われ、MAXやまびこの平屋席なんかの使われ方が本来の使い方のような気が...

富良野・美瑛ノロッコ号ではこのE席側が見どころが多く、あたり席です。一方釧路湿原ノロッコ号は釧路湿原とは反対側になるのでハズレ席だったりします。(なんで方転しないのでしょうか?)

なお、D席はなくABC席が3人掛けのボックスシートとなります。
えきねっとで購入時はABCE席が選べるので、ぜひ富良野・美瑛ノロッコではE席を狙ってみましょう。(2024年度運行分からチケットレスも開始する予定です。)

ノロッコ号全景

富良野・美瑛ノロッコ号。自由席2両。指定席1両で運行。

美瑛駅まではキハH100型の普通列車で移動し、美瑛からはいろいろノロッコ列車です。車内は5割ほどの乗り。その半数以上が外国人というのはもうすっかりおなじみの光景です。

ノロッコ号はだいたい50km/hぐらいで走りますが、意味もなく減速するとそれは見どころということになります。

赤い屋根の家

赤い屋根の家付近。まさに美瑛を象徴する光景です。

美瑛を出るといきなりみどころが。通称「赤い屋根の家」付近です。この家は私有地なので当たり前ですが近寄ってはいけませんが、美瑛の観光パンフレットの定番として取り上げられています。
この付近はアップダウンがかなりきつく、このため富良野線では昔から強馬力の気動車が使われてきました。線路を見るとアップダウンがよくわかります。

アップダウンがなくなり、平坦になったと思ったら上富良野。ここでしばらく停車します。

上富良野駅入場券(北の大地の入場券)
富良野線上富良野駅の「北の大地の入場券」です。美瑛~富良野間は春から秋にかけてノロッコ号が運行されているとおり、観光客でにぎわう路線です。上富良野駅は富良野盆地の北端に位置し、ここから先、美馬牛、美瑛...

ここで撮影タイム。

上富良野駅で小休止

上富良野駅で小休止。富良野行きはこのように客車が先頭になります。

上富良野を出ると平坦な富良野盆地を走行。さすがに9月はラベンダーのラの字もありませんが、列車は淡々と進みます。ラベンダー畑駅に到着。ファーム富田の最寄り駅でここから徒歩7分ほど。駅から見えるので迷うことはないはず。

ラベンダー畑駅

ラベンダー畑駅。結構な乗客が降りていきました。もちろんお目当てはファーム富田でしょう。

ラベンダー畑を見ると富良野に向けてラストスパート。
ラベンダー畑や畑作のイメージが強い富良野盆地ですが、富良野手前では田園風景も広がっています。民家が増えたと思ったら富良野駅到着です。

乗車証明書

乗車証明書。2023年はどうぶつの森のような感じです(笑)

なお、乗車証明書は毎年図柄が異なり、往復でも図柄が違います。
年度の記載があるのでいつ乗ったのかすぐわかりますね。

この「富良野・美瑛ノロッコ号」ですが、車両の老朽化に伴い2025年度の運行で終了すると発表されています。ラストイヤーとなる来年はおそらく混雑が激化しそうなので、乗るのならば今年がおすすめかな。

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