「リゾートしらかみ2号」の指定席券です。「リゾートしらかみ2号」自体は2年前にも乗車していますが、券面表記に「リゾートしらかみ2号B」とBの文字が入っているところが違います。

このBの文字は「リゾートしらかみ」のうち2号車のボックスシートを選択するとこの表記になります。
この表記ルールは2025年度から変更になったもので、それまではフロア指定「B室」がボックスシート席でした。

些細な変更に見えますがこれは割と重要な変更で、従来は「リゾートしらかみ」という列車の中に通常座席とボックスシートがある区分けだったのが、2025年度から「リゾートしらかみ」と「リゾートしらかみB」という別列車になったことを意味します。
何故このような変更を行ったのかは謎ですが、おそらくえきねっとがらみと思われます。
えきねっとは純粋に「A席」と席番のみ指定だったり、席番指定なしで予約すると「リゾートしらかみ」の中から空席を取ってくる仕組みとなっており、これだと意図せずボックスシートになったり、最初からボックスシートを利用したい人には狙いにくい状態だったりします。特に「リゾートしらかみ」は人気列車のためえきねっとの事前予約をする人も多く、事前予約ではシートマップが使えないため、この危険度については従前から言われていました。
ところが今回の変更により列車名が「リゾートしらかみ」「リゾートしらかみB」に分かれたため、意図せずボックスシートになったりする危険性がなくなったり、最初からボックスシートを狙ったりすることができるようになりました。
なお、他の「のってたのしい列車」のボックスシートは最初から別列車になっており、例えば「海里」ではボックスシートは「海里 コンパートメント」となっています。

また、2025年より「のってたのしい列車」の「リゾートしらかみ」の項目も予約項目でボックスシートと通常座席を分けて表記されるように改善されています。
なお、「海里」と「リゾートしらかみ」など比べてみるとわかりますが列車によって表記名が違います。
これは「リゾートしらかみ」の場合11文字以内に収めないといけないため、「リゾートしらかみ2号B」として11文字にギリギリ収めるようにしたものではないかと思われます。
なお、列車名の文字数表記の考察については過去に下記記事でやったことがあるので参考までに。

なお、1階、2階、FL、A室、B室といったフロア指定はえきねっと等ネット予約で対応できないため、基本的になくなる方向になっているようで、「リゾートしらかみ」の変更後は基本的にフロア指定する列車はなくなっているのではないかと思います。
進化?退化?したリゾートしらかみ
(11/29の記事から続く)
この日は青森に宿泊し、翌朝「リゾートしらかみ2号」で秋田に向かいます。快速ですので指定席券を購入すれば「東日本のんびり旅パス」での利用もOKです。
駅に入線していたのは「橅」編成。ハイブリッド車両HB-E300系の4編成目にあたり、2016年に登場しています。乗車するのは今回が初めて。
車体はダークグリーンの塗装は以前の「橅」編成と同じです。
ボックスシートは2号車。「橅」ということで車内は木目調のウッディーな感じに仕上がっており、床面の木目など無駄に凝っています。また、廊下側には路線図が描かれています。もちろん全席海側席です。
そして登場時ちょっとした話題になったボックスシート。見ればわかるかと思いますが、座席の後ろがガラスとなっており、あまりコンパートメント感覚はありません。実際座ってみると隣のボックスの人と視線があってしまい、気まずい思いも。
さらに他の編成にはある座席を引き出してフルフラットにする機能もこの座席にはなく、一部では退化と言われていました。
ただし、意匠はウッディーなテーブルにランプとかなり上質なものになっています。
ただし、すべてのボックスシートがガラスとなっているわけではありません。1・3・15・17のボックスシートは従来タイプとなっており、コンパートメント感が高め。そして座席を倒してフルフラットにすることも可能です。
何故2種類あるのか謎ですが、正直なところ「橅」での変更はあまり好評ではなかったようで、次編成にあたる「海里」ではもとに戻されたようです。
運転台直後はJR東日本お得意の展望ルーム。ここにも橅をイメージしたオブジェ?があり、森のイメージを持たせています。スタンプなどもここに設置。
一般席はリクライニングシートが並びます。当然ながら海側窓側席にあたるA席が大人気。閑散期であってもA席は一か月前に埋まるといっても過言ではないため、乗車決定したら早めに取りましょう。
「橅」編成最大の特徴がこの「ORAHOカウンター」。3号車に設置され、2016年の登場時には「リゾートしらかみ」初の本格的な売店コーナーとして大々的にPRしていたのを覚えてますが、合理化の波には逆らえず、コロナ渦最中の2022年12月をもって終了。現在はただの空間となっています。
もっともカウンターテーブルとヤドリギのような丸椅子はそのまま残されており、気分転換にはもってこいかと。
ここ10年、車内販売等急速に人的サービスの縮小が相次いでますが観光列車にもその波は押し寄せているようです。
代わりに2号車にセルフレジ形式の無人売店が登場し、飲み物やお菓子、グッズなどが売られています。キャッシュレス決済限定なので注意が必要です。
なお、前回乗車時もそうだったけど、今回もこの無人売店の案内放送はなし。これって売る気あるのだろうか。
さて、列車は青森を発車し初冬の津軽平野を疾走します。岩木山はあいにく山頂付近が雲に隠れていました。
弘前でいったん折り返し、さらに川部で方向転換して五能線に入ります。五能線に入って目を楽しませてくれるのはりんご畑。この時期は赤くなったリンゴがあちこちで見られ、収穫しているところもありました。
五所川原から津軽三味線の演奏。これは「リゾートしらかみ」運転開始直後からずっと行われているもので、さすがにメロディは覚えていますが今回演奏した人はややスローテンポ。津軽三味線も人によって個性があるようです。
鰺ケ沢駅で津軽三味線の方は下車。ここから先は日本海が広がります。ちょうど晴れてきたようで、陽の光が差し込むように。
ここから先は見どころは能代駅手前まで日本海ということになります。
ここで五所川原から乗ってきた地元の販売員が巡回してきたのでどら焼きを購入。
「立佞武多どら焼き」3つ入り500円。中には酸味が効いたリンゴや、甘いリンゴなどをジャム状にしてどら焼きに挟んだ形。
酸味が効いたのが「御所川原」で五所川原でのみ栽培されている果肉が赤いリンゴ。これはいいかも。
千畳敷駅で15分ほど停車。千畳敷海岸はすぐそこですが、干満の差によってかなり表情が違います。隆起した岩がずっと連なる様は既に何度も見てますが毎回感動しますね。
千畳敷駅を発車してほどなくすると五能線最大のビュースポットがやってきます。この深浦手前部分は海に近く、かつ海からにょきにょきと岩が突き出ており、列車も減速してじっくり見せてくれます。
そして深浦に到着。かつては拠点駅でしたが、2024年に無人化され「リゾートしらかみ」を含む列車のきっぷの購入ができなくなってしまいました。えきねっとチケットレスで一応「リゾートしらかみ」の指定席券購入は可能なものの、ちょっと厳しいかも。もっとも1日の乗降客数100人以下では致し方ないのかもしれません。
ここで青池編成による「リゾートしらかみ1号」と交換です。
深浦を過ぎても日本海沿いを淡々と進みます。そろそろ日本海の景色にも飽きてきた?大間越付近で再び減速。ここではも奇岩が見えますが、夕日が特に綺麗なことで有名なスポットでこちらを堪能する場合は、2号よりも4号のほうがいいかもしれません。
岩舘を過ぎ、約2時間寄り添っていた日本海ともようやく別れ、家が多くなってきたと思えば能代です。
東能代でかなりの乗客が下車し、ガラガラとなった「リゾートしらかみ2号」は定刻に秋田駅に滑り込みました。
秋田駅では折り返し「リゾートしらかみ5号」の乗車待ちのインバウンドと思しき観光客が待機中。車内整備のためすぐには乗車できませんが、しきりに中をのぞき込んだりして興味深々でした。
いったん秋田駅を出て、「秋田犬ステーション」へ。この時間帯は秋田犬が出ており、たっぷり堪能してから秋田駅に戻って羽後本荘行きに乗り込みました。
(12/3の記事に続く)

















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