流鉄流山駅入場券・「流山->平和台」乗車券(硬券)

流山駅入場券

前回に続いて流鉄ネタです。流鉄では全駅が有人で有人窓口では硬券が設備されています。
硬券は2023年に値上げ後も存続し、「都内から一番簡単に硬券が買える鉄道」として名を馳せるようになりました。
そんな流鉄ですが、2014年になるため、値上げ前のものになります。現在も発売中ですが、若干種類が減ったそうです。
まずは入場券を求めたところ、2種類あると言われて迷い両方買うことに。

流山駅入場券

流山駅入場券。こちらはノーマルなもので、地紋がなくすっきりしています。

最初に示したのが「平成10年鉄道の日、関東の駅100選認定記念入場券」でまだ流鉄が総武流山電鉄時代のもの。一方あとのシンプルのは通常の入場券です。流鉄は記念きっぷであっても古いきっぷをそのまま販売しているようです。
きっぷはB型券のみで、希望すれば入鋏してくれます。入鋏してくれる鉄道会社はほとんどなくなっており、都内から近いこともあって昭和レトロの1アイテムにふさわしいのではないでしょうか。

乗車券

乗車券は両方の駅から使用できる両矢式。おそらく発行種類を減らすためなのでは?と思います。

一方乗車券の硬券もあり、こちらは基本的に両矢式(相互式)のきっぷとなり、今回のきっぷだと平和台、流山両方から使用できます。こちらは地紋が入っているのがデフォルトのようです。

しかし、運賃、入場券が120円(2025年現在で140円)、全線乗っても200円(2025年現在で220円)と極めて安いため、きっぷ購入の際のお財布にも優しいです。

列車、きっぷ、そして駅舎と昭和のままの雰囲気を残している・・・なのですが、流鉄ではJR東海から211系を購入して、現在の車両を置き換えることを発表しました。

静岡県内を走った「JR近郊型」が千葉の地方私鉄へ 流鉄が「211系」譲受を発表 - 鉄道コム
流鉄は9日、211系を譲受し、同社の車両基地へ順次回送すると発表しました。

かつて常磐線では211系と同じ顔をした415系1500番台が走っていましたが、その顔が今度は流鉄で走ることになります。常磐線はブルーの帯でしたが、もしかしたら流鉄でもブルー帯を締めた211系が出るかもしれません。

ただし、国鉄時代に名古屋地区に投入された211系はブルーの帯でした。

もはやレトロな流山駅

流山駅

流鉄流山駅。大正時代建築の木造駅舎です。2014年の写真ですが、2025年もほぼ同じ状態です。

8/9の記事の続き)

流山駅の駅舎は木造駅舎。大正時代の建物を使っており、関東の駅100選に選ばれています。都心に近いのにここまでのんびりした雰囲気を醸し出すのは珍しく、近くにあるつくばエクスプレス流山セントラルパーク駅の近代的な駅舎とは好対照です。もっともそのつくばエクスプレス開業のおかげで、流山駅利用も流山セントラルパーク駅や流山おおたかの森駅に乗客を奪われ、減少していきました。

流山線全駅が有人駅で、全駅で駅員がきっぷの改札、回収を行っています。そしてきっぷの改札では改札鋏できっぷに鋏を入れます。
全駅が有人で硬券きっぷがあり、駅員がきっぷの改札鋏での改札、回収を行っている鉄道会社はおそらく他になく、この点でも昭和レトロ度ではおそらくトップレベルです(笑)

流山駅ホーム

流山駅ホームでは留置している「若葉」がいました。時計の形もなんか渋い、

流山駅はホームは島式ホームが1本。
何気に眺めると、駅名標や時計、ホーム屋根の形状などいちいち古さが目立ちます(笑)。これまたポイント高いかと。

なの花

黄色塗装の「なの花」この電車で馬橋に戻ります。

やがて、車体を黄色に染めた5000形の「なの花」がやってきました。前回記事分とあわせてこの5編成が流鉄の車両すべてとなります。
ガラガラのまま流山を発車してゆきました。

なお、今度導入される211系は4編成だそうです。通常は2編成しか使用しないため、予備や検査を考えても4編成で足りますので、おそらく今の2両×5編成の10両から、2両×4編成の8両にさらに「ミニ私鉄化」に磨きがかかるのではないかと思います(笑)
銀色ステンレスの車両がこの流鉄にどのような変化をもたらすのでしょうか。

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