今回も小ネタです。
大阪メトロ御堂筋線は、箕面方面は途中の江坂で北大阪急行となり、相互乗り入れを行っています。御堂筋線と北大阪急行の運賃を加算すると高額になってしまうため、乗継割引が設定されています。
本きっぷは2025年1月18日に購入した御堂筋線新大阪から北大阪急行の緑地公園までの乗車券です。本来ならば、新大阪~江坂までは大阪メトロの1区で190円、江坂~緑地公園までが初乗り運賃にあたる100円で、合計して290円ですが、大阪メトロ、北大阪急行ともに10円ずつ割引され270円で販売しています・・・していました。
なお、江坂~緑地公園の初乗り運賃100円は全国で最も安い初乗り運賃として知られています。
ですが、翌19日に同じきっぷを購入すると、
なんだか価格が250円となっています。これは2025年1月19日から、大阪メトロと北大阪急行の乗継割引が強化され、値下げされたためです。
同時に今まで乗継割引のなかった千里中央~箕面萱野間にも乗継割引が新設されました。
きっぷの券面を見ると、右上の「北急」江坂経由80 と記載されており、北大阪急行の100円が80円に値引きされていることがわかります。つまり大阪メトロ、北大阪急行ともに20円ずつ割引され250円で販売されるようになりました。
これはかなり異例で、特に昨今はSuicaなどが普及したという謎な理由で他社との乗継割引が廃止、縮小されることが目立っているなか、乗継割引が拡大するというのはちょっと驚きです。
道路に挟まれた駅
御堂筋線の中津から北大阪急行の千里中央まで、新御堂筋に挟まれた形で線路がひかれています。緑地公園駅もそんな新御堂筋に挟まれた形の駅で、駅のホームに新御堂筋の道路の高架の柱がにょきにょきと伸びているのが特徴。つまりホームの屋根の上を車が走っている形になっています。
ちなみに北大阪急行の本社(緑地駅ビル)もここにあります。
北大阪急行の車両は2種類。主力は9000形電車で、一部ラッピング車もいます。北極星を表す「ポールスターII」の愛称が付けられています。主に箕面萱野~なかもず間で御堂筋線車両と一緒に活躍しています。
一方「ポールスターII」があれば「ポールスター」もいるわけで、それが8000形電車です。東急9000系、近鉄3200系と同時期に登場した車両ですが、阪急ゆずりの上質な車内、貫通扉に自動ドアを設置と並みいる大手私鉄のライバル通勤車を押しのけて、1987年にローレル賞を受賞しています。
特に御堂筋線車両(10系)と、この8000形では接客設備に雲泥の差があり、この8000形がくると当たりと言われてた時期がありました(笑)
御堂筋線~北大阪急行線では大阪メトロ車両と北大阪急行車両が相互乗り入れしていますが、なんとなくですがなかもず行き、箕面萱野行きの場合、北大阪急行車両がくると連続してくる気がします(笑)
なお、昼間は新大阪~天王寺間の区間列車が、箕面萱野~なかもず間の間に入ります。
このため、梅田などでは天王寺行きとなかもず行きが交互に発車します。新大阪~天王寺の区間列車はほぼ大阪メトロ車両のよる運行です。
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