特急「サンダーバード11号」「はくたか562号」指定券

サンダーバード11号指定券

新大阪から敦賀までの「サンダーバード11号」の指定券と、敦賀から富山までの「はくたか562号」の指定券です。WESTERポイント全線フリーきっぷ(一部ポイント版)の指定券として発行しています。このようにサンダーバードと北陸新幹線敦賀乗継で乗り換えると、指定券発行が2回分ではなく1回分としてカウントされるため、指定券の使用回数の節約になります。(全ポイント版は指定席取り放題なので、回数のことは考えなくてもいいですが。)
目的地は黒部宇奈月温泉駅ですが、こちらまで足を延ばすとサンダーバード+はくたかで2回分となるためあきらめ、富山~黒部宇奈月温泉間は自由席としています。

ただし、e5489で予約するとその措置は受けられないため、みどりの券売機かみどりの窓口で指定する必要があります。自分はきっぷ引き換え時に同時に予約しました。
このため、このきっぷにはe5489の文字が入っていません。

遅れと乗継

7/25の記事から続く)

新大阪の乗り換え改札を出て、在来線コンコースに入ると京都方面の行き先案内版は軒並み「遅れ」の文字。どうやらJR神戸線内で踏切の無謀横断があったようです。
サンダーバード11号は大阪始発なので直接は影響は受けませんが、同じ線路を走る新快速が遅れているため、こちらも遅れそうな雰囲気。実際、3分ほど遅れて入ってきました。

サンダーバード11号

サンダーバード11号は7~9号車がしらさぎ塗装でした。元北越急行の8500番台です。

ドアの位置が他のサンダーバードと違うのでどうやら元北越急行車の模様。予想どおり、683系8000番台6+3連の旧北越急行「スノーラビット」編成が入ってきました。

2024年3月のダイヤ改正以降、2024年7月時点ではサンダーバードの1~9号車は、683系4000番台車(通称ヨンダーバード)9連が12本と、元北越急行の683系8000番台の6連+3連のみが運用に入っています。

なお、この旧「スノーラビット」編成に遭遇する確率は1/13。割とレアです。683系では唯一リニューアル工事が施工されておらず、しかも7~9号車は黄色帯が入った「しらさぎ」色のまま「サンダーバード」で運用されており、さらにレア度が上がります。
ただし、未リニューアルということはこの旧「スノーラビット」編成は車端席にコンセントの設置がないというハズレ編成だったりします。せっかく車端の14番席を確保したのですが(笑)

サンダーバード11号車内

サンダーバード11号の車内。未リニューアル683系の旧シートはこの旧はくたか編成のみ。サーモンピンクのシートは久々に見ると新鮮。

未リニューアル車のである旧「スノーラビット」車内は、20年前のサンダーバードの車内を見た気がしました。ただ、20年前と違うのはコンセントはないけどWiFiは装備済。なんかバッテリーが怖いです。

さて3分遅れで発車したサンダーバード11号は京都手前で先行する新快速に頭をつかえられ、場外停止。京都駅発車時には10分遅れになっていました。
さて、この「サンダーバード11号」と敦賀駅で最短接続する「つるぎ12号」は乗り換え時間はわずか8分。既に10分遅れなのですが、「つるぎ12号」は接続待ちをするようです。

これが、「つるぎ」の設定理由の一つと言えるでしょう。
敦賀駅で乗継列車が東京行き「はくたか」「きらめき」だと、もし接続待ちをしていたら、JR神戸線の無謀横断の影響で東京駅到着が遅延というとてもじゃないが笑えない話になってしまいます。
最短接続の「つるぎ」をある程度乗継列車の遅延を吸収し、「はくたか」「きらめき」は乗継列車の影響を受けないようにする今のダイヤは割といいのではないでしょうか。

サンダーバード11号先頭車

サンダーバード11号敦賀方先頭車です。敦賀より6連はサンダーバード塗装ではありますが、ヘッドランプがHIDなのが元「スノーラビット」車の特徴。

とはいえ、人間の心理はやっぱり遅れると焦るもので、敦賀到着のかなり前から席を立つ人が続出。ドアが開くと同時に一目散に改札に向けてエスカレータを駆け上がっていく人が結構いました。

自分は乗継列車が「つるぎ」ではなく次発の「はくたか」なので、焦らずゆっくり下車。改めて元北越急行「スノーラビット」編成を眺めていました。

やっぱり車内販売でアイスを食べる。

はくたか562号指定券

はくたか562号の指定券です。敦賀の北陸新幹線の乗継相手は「つるぎ」以外も可能です。

敦賀駅の乗り換えは実は初めて。
ホームからエスカレータを上がるとコンコース階になりますがこれがかなり広い。

コンコース

敦賀駅コンコース。途中で新幹線と在来線の乗り換え改札があります。一斉に乗客が押し寄せるため、かなり広々とした空間ですね。

ただ、8分という乗り換え時間は歩く距離を考えると、かなり厳しい気がします。
改札を過ぎて新幹線ホームに上がると東京行き「はくたか562号」が待っていました。

はくたか562号

はくたか562号。敦賀駅で「東京行き」の表示を見るのはまだ慣れないですね。

「はくたか562号」は12両編成で、東京より3両が自由席。敦賀駅で「東京行き」の文字をを見るのはなんか違和感たっぷり。
やってきた編成はJR東日本のE7系で、JR東日本の新幹線がついに関西の手前までやってきていました。

北陸新幹線敦賀~金沢初乗車なので、あらゆるものが新鮮なのは当然なのですが、最大の驚きは「はくたか」が乗車してから。

車内販売でございます~

キタ――(゚∀゚)――!!

思わず死語を叫ばずにはいられないこの瞬間。なんせ西日本では車内販売がイベント列車をのぞいて全滅してしまってますから無理もありません。
敦賀~金沢間ではサンダーバードから車内販売が約10年前の2014年に撤退していますが、思わぬ形で復活を遂げた形です。
当然ながら購入するのは「シンカンセンスゴクカタイアイス」

新幹線アイス

「シンカンセンスゴクカタイアイス」何故だろうか、見つけると頼まずにはいられません。

購入してからしばらく放置しておいてあとてちょっとずつ食べていきます。JR西日本の乗り放題きっぷで車内販売からアイスが買えるとは全くの予想外でした。

現時点では「はくたか」「きらめき」のみで「つるぎ」はありません。また、車内販売の拠点が金沢のためか、敦賀発着の「はくたか」「きらめき」でも敦賀~金沢間のみ車内販売の無い列車もあります。

人手不足の世の中、車内販売は縮小の一途をたどっていましたが、ここでまさか区間が拡大するとは思いませんでした。
もっとも利用度合次第ですぐに撤退する可能性は十分にあるので、使えるときに使っとけ、って感じでしょうか。
アイスに集中してて、初乗り区間の景色をすっかり忘れてしまってました(笑)

黒部宇奈月温泉駅

黒部宇奈月温泉駅に到着。ここから富山地方鉄道で宇奈月温泉に向かいます。

富山で4号車から3号車に移動。自由席は7割ほどの乗車率で窓側席はほぼ埋まっています。
もっとも次の黒部宇奈月温泉駅で下車するため、通路側席に着席し、富山から10分ほどで黒部宇奈月温泉駅に到着しました。
朝5時に松江を出発して約7時間半。長かったような短かったような。

7/29の記事に続く)

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