「つばめ326号」のEX-ICご利用票です。
東海道・山陽新幹線のEX予約では、当初山陽新幹線の「みずほ・さくら・つばめ」の予約ができませんでしたが、2012年7月より予約が可能になりました。
で、「みずほ」「さくら」はわかるのですが、博多以南が基本の「つばめ」って?と思いきや、EX予約の「つばめ」対応時には、上りに限り2本だけ山陽新幹線を走行する「つばめ」が存在していたため、このために設定されたようです。
「つばめ360号」が鹿児島中央発小倉行き、そしてこの「つばめ326号」が熊本発新下関行きで設定されていました。
折り返しは「さくら」で設定されており、おそらく送り込みが主目的の列車なのでしょう 。
「いました」と過去形なのは、この2列車、2012年3月のダイヤ改正で設定されたのですが、2013年3月のダイヤ改正で両方とも博多どまりとなり、山陽新幹線直通の「つばめ」が消えてしまったためです。
このため、この「つばめ」の「EX-ICご利用票」はわずか半年強でなくなってしまいました。(将来復活するかもしれませんが。)
券面にはきっちり「つばめ」の文字が。しかし小倉~新下関を新幹線指定席なんてほとんど酔狂の世界ですな。
小倉駅の案内版にはのぞみ、こだまに混じって「つばめ」の文字がさりげなく入っています。
つばめは各駅停車タイプなので、表示パターンはこだまと同じようです。
小倉からわずか8分で新下関到着。新下関到着時の「つばめ」です。
考えてみればかつての国鉄の名門特急「つばめ」が、本州再上陸したことになるのですが、あまり話題にならなかったようです。消えるときもひっそり消えてしまいました。
山陽新幹線のやや古臭いホームに止まるN700系「つばめ」ですが、本州に再々上陸する日は来るのでしょうか?
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