2015年にJR西日本が、当時山陽新幹線「こだま」で走らせていた500系新幹線にエヴァンゲリオンラッピングを施して登場しました。
新幹線全体をフルラッピングにしたほか、1号車を定員外のフリースペースにして、展示スペースや実際に搭乗できる実物大コックピットなど、なかなか凝った仕様でした。
年末でだったのですが、帰省とは逆向き乗車のため、余裕で乗れるはず・・・と思ってたら、なんとこだまは広島から新大阪まで満席。広島から岡山ならば空いていたので、こだまを岡山までにして岡山からのぞみに切り替えました。のぞみになっても料金が同一なのはEX予約のいいところです。
エヴァ1号機な新幹線
広島駅に入線したのは紫の新幹線500系にやはり紫がベースのエヴァンゲリオン1号機をモチーフにしたラッピング編成。黄色の配色がエヴァっぽく見えます。
全体の編成を見てもそれほど違和感ありません。
出入口もわりと似合ってます。もともと500系は車体構造が円筒形のため、一層特別感をひきだしてくれます。
車内も特に2号車はかなり内装がいじられ、そこかしこにネルフマークが入り、カーテンを下すといくつかのパターンが。碇ゲンドウはちょっと怖かった。
秀逸なのがこの喫煙ルーム。500系は喫煙ルームがありますが、ここにも手が加えられていて、部屋を狭く見せないように設置された鏡に加持と赤城リツコがタバコをふかしてるフィルムが追加されています。
喫煙者にとってはささやなかご褒美でしょうか。
コックピットに搭乗
1号車はフリースペースとなり、展示などが行われています。
エヴァと500系のコラボでは、車内でジオラマが設置され、新幹線の車庫にあたる博多総合車両所の地下にエヴァのカタパルトがある設定です。(実際の作中では箱根に作られた第三新東京市となり、博多じゃないです)
そのほかパネルやフィギュアなども設置されていました。
車内にエヴァのフィギュアがあるのは、JR四国の海洋堂ホビートレインでもありましたが、すっかり市民権を得た感じです。
さらに奥にいくと、実物大のコックピットがあります。
コックピットですが、前面と側面にモニターが備え付けられています。
500系「500 TYPE EVA」のコックピットになります。設定としては、走行中に使徒と遭遇した場合、このコックピットから操作して使徒を破壊するものです。
つまりエヴァンゲリオンそのものではなく、500 TYPE EVA という全く別のエヴァンゲリオンです。
言葉で説明するのも面倒なので、以降は画像でどうぞ。
当たり前ですが、こちらが操作している間は写真は撮れませんので、スタッフさんが代わりにとってくれます。
ちなみにこのエヴァンゲリオン新幹線は、シンカリオンにもきっちり登場しています。(TV版31話)
操縦していたのは顔こそ半分しか出ていませんが当然碇シンジ。
さらにシンカリオンでは二号機にあたる500 TYPE EVA-02も登場しています。こちらの運転士は当然アスカ。
こっちの500系の実車も見てみたいのは私だけでしょうか(笑)
・・・と思ってたら、昨年10月に京都鉄道博物館でしっかりラッピングされていました。
どうせならもう一度二号機色でラッピングやりましょーよ。。。
↑という元アスカ派な感想でした。
なお、このラッピングは2018年まで運行され、以降は「ハローキティ新幹線」になっています。
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