台北から高雄までの自強第129次のTR-PASS座位券です。
TR-PASSを使って座席指定を行うとこのようなきっぷが発券されます。指定券交付は無料で、TR-PASSの販売窓口で受け付けています。
日本のフリーきっぷでいる「指定券(指のみ券)」みたいなもので、座席の位置を示すから「座位券」ということなんでしょう。
本来第129次は、時刻表の表記では電車による運転(電車組)のはずですが、やってきたのは客車編成の両端に機関車をくっつけたプッシュプル方式(推拉式)のE1000型と呼ばれる列車でした。(写真は乗車翌日に撮った同形式の列車)
E1000は電化区間の自強号ではもっともポピュラーな車両です。最初と最後が機関車なので、途中の客車にはモーターがありません。
指定された車両は12号車。12号車には食堂車のマークが。ん?食堂車?
しかし実態は食堂車ではありません。「元」食堂車です。このように半室が座席車になっており、ドアの向こうは食堂車であるナイフとフォークのマークがついてはいるものの、いざドアを開けるとただの空間が広がっていました。昔は食堂車だったものの、今は荷物室になっているようです。ただ食堂マークが消えずに残っていました。紛らわしい(笑)
高雄につくと夜の街散策へ。
まずは前から気になっていた高雄捷運(高雄の地下鉄みたいなもの)の美麗島駅へ。
地下鉄ですが、入口は恐ろしく立派。これを土地の無駄ととらえるか、芸術作品ととらえるかでこの駅に評価は大きく変わりそうです。
そして美麗島駅名物のステンドグラス。
これ、一応地下鉄の駅です。死ぬまでに訪れてみたい世界の地下鉄15選にも選ばれてるとかなんとか。描かれている絵を良く見ると、結構シュールです。
ステンドグラスの下に地下鉄の改札があるというアンバランス。
ここに描かれているのは火に焼かれる人・・・インフェルノ?(メガテン的に)
美麗島駅の近くでは、これまた日本でも有名な六合夜市が開かれていました。
数百メートルの通りに屋台が軒を連ねています。印象としては肉よりも海産物の屋台が多い印象です。
自分はここで酸辣湯麺と、サトウキビジュースで夕食としました。
酸辣湯麺購入時に辛さを聞かれましたが、中辛・・・と言いかけて小辛に。
いざ食べてみると、やっぱり辛い・・・! 中辛にしなくてよかった。
コメント
EMU1000は廃車が出始めたようですね。台鉄が「清水の舞台を飛び下りる」つもりで購入したJRQ885「タロコ号」、増備の日車豊川製2000「プュマ号」、また増えつつある通勤電車EMU800「スネ夫車両」と、既存DL車両とともに日本勢が頑張っています。
とはいえ、客車は衰退してほしくなく、充実する自強号に複雑な心境です。
まあ台鉄も日本と同じく高速道路延伸に伴う高速バスとの競争が激化してますから、
歩みを止めるわけにはいかないのでしょう。
一方で残り1往復の旧客については台東電化後も残すとか残さないとか・・・
全般台鉄はいわゆる「鉄」に対してかなりフレンドリーな感じがします。