2007年秋に運転されたSL会津秋まつり号の指定席券です。
通常は同区間はC57+ばんえつ物語編成で運転されることが多いですが、この日は、D51+旧型客車という組み合わせになり、鉄道ファンの注目が集まりました。
というのもこの郡山行き「SL会津秋まつり号」の会津若松発車時刻は15時25分、つまり「SLばんえつ物語号」と同一時刻での発車となるからです。
SL同士の同時発車を現在行っているのはこの会津若松のみで、「SLばんえつ物語」と郡山行きSLの同時発車をたまに行っています。
15時30分、定刻よりやや遅れて会津若松を同時発車。両SLのホイッスルが会津の町に響き渡ります。
先に「ばんえつ物語」のC57が先に発車。ほんのわずか遅れてD51も発車しました。
もっとも4両編成の「会津秋祭り」のほうが軽いせいか、すぐに追いついていきました。
しばらくの間、この両SLは完全併走になります。
クーラーのない旧型客車は当然ながら窓全開でSLの音を聞きながらの旅となります。
乗客はもとより、車掌も窓を開けてお互い手を振り合っていました。中には手をつなぐ人も。
それだけ両SLの呼吸がぴったりあった運転ということなんでしょうか。
しばらくすると両者の線路はわかれ、「ばんえつ物語」は新潟へ、そして「会津秋祭り号」は郡山に向かいます。
気に入った駅としてあげられるのが磐梯町。
この駅のホームは木製のプラットホームが長年の風雪に耐えて残されており、旧型客車に非常にマッチした感じでした。
猪苗代で長時間休止して撮影タイム。
その間に普通列車が追い抜いていきました。
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