「猪谷~越中八尾」間の往復乗車券です。
猪谷駅は普段は自動券売機がポツンとあるだけの無人駅ですが、「おわら風の盆」の時期に限り、駅員が常駐してこのような乗車券を販売しています。
富山側から入ると大混雑に巻き込まれるのははなから予想していたのですが、猪谷側は比較的まったり。
それでも「小京都・高山とおわら風の盆」「上高地とおわら風の盆」といった、いかにもありそうなツアーが大挙して猪谷駅前に乗り入れ、ここから定期列車や臨時列車に乗って越中八尾まで向かいます。
車両もバラエティ豊かで、元エーデル用特急車キハ65系5両編成、城端線あたりから借りてきただろうキハ47系一般型気動車4連、旧国鉄急行色のキハ58・28形4連、など。
とくにキハ58・28の旧国鉄色コンビは、撮り鉄がわんさか集まってきていました。
本来この区間で使用されるキハ120形も写真の4連を組み、郵送力の一端を担っています。
キハ120型の4連なんて、自分は関西本線で一度見たきりで、かなり珍しいのではないでしょうか。
なお、個人客も高山→おわら風の盆と進む人も少なからずいましたが、問題は高山本線角川~猪谷間が災害で不通になっていること。
普段はマイクロバスが代行バスとして運行され、各駅に停車していきますが、
この日は、国道41号線経由の角川~猪谷直行バスが、大型観光バスで臨時運行され、郵送力の一端を担っていました。
この国道41号線経由のバスは神岡を経由しますが、神岡でおろしてくれ、と思った鉄道ファンも少なくないはず(笑)
上高地・奥飛騨温泉郷からは、平湯温泉から神岡行きのバスが出ており、神岡鉄道から猪谷を経由しておわら風の盆に行くことができます。
数が少ないのが難点ですが、平湯温泉14:50発の神岡行きは観光客は皆無。道も空いていました。おわら輸送の混雑を予想していたのですが、かなり拍子抜けです。
「おわら風の盆」アクセスの隠れルートとして使えそうです。
コメント
キハ120の4連、木次線で見かけますよー。
「奥出雲おろち号」に連絡する宍道発木次行です。
そのうち3両が回送なので、なんだかもったいないのですが。
写真の車両は、妙なところに車両の番号を書いていますね。
前からこんなのでしたっけ…?
たしか位置はこの位置だったと思います。
しかし木次線で4両あるのですね。
というか回送込みだったらたしかにありえそうですね。