西武線1日おでかけきっぷ(川越鉄道開業130周年記念)

西武線1日おでかけきっぷ

高麗川以南の西武鉄道線が1日乗り放題の「西武線1日おでかけきっぷ」です。(多摩湖線も乗車不可)
副題に「川越鉄道開業130周年記念」とあるとおり、国分寺線及び西武新宿線東村山~本川越間の川越鉄道が開業してから130年がたつため、そのスタンプラリーのためのきっぷとなります。

発売額は800円。新宿~本川越が520円ですので、往復だけでも十分にモトは取れます。
もっとも発売駅は、旧川越鉄道線駅のみ、すなわち西武国分寺線と西武新宿線の東村山~本川越駅間の自動券売機でのみ発売なので、新宿や池袋など東京側では基本的に購入はできないので注意しましょう。
券面は、磁気券ではあるものの、車両が描かれるなどかなり凝ったつくり。券面に「西武線スタンプラリー1期《開業~昭和編》」とありますが、1期ということは2期もあるわけで、1期は3/21~6/30まで、一方「西武線スタンプラリー2期《平成~現代編》」は7/1~8/31まで開催で、現在開催中です。

西武 川越鉄道130周年記念スタンプラリー2期(2025年7月1日~) - 鉄道コム
西武鉄道は、「川越鉄道開業130周年記念『川越鉄道の思い出-スタンプでつなぐ旅-』西武線スタンプラリー」を開催。「2期<<平成~現代編>>」の開催日時は、2025年7月1日(火)~8月31日(日)の各...

スタンプラリー1期のきっぷのデザインがかなり凝ったつくりなので2期も参戦してみようかな、とは思うものの、いかんせん山陰から西武沿線は遠いよ・・・

スタンプラリーの仕組み

スタンプラリー表紙

スタンプラリーの表紙。開業当初は当然のごとくSLが走っていたようです。

きっぷを購入すると、スタンプラリー台紙の引換券がついてくるのでこれをスタンプ設置駅でラリー帳に引き換えて開始。これは1期のもので、現在開催中の2期は違う表紙のはず。
しかしデジタルスタンプラリー全盛の令和の世の中において、アナログなスタンプラリーを採用したのは何か理由でもあるのでしょうか。個人的にはデジタルスタンプラリーはあまり食指は動かないのでありがたいといえばありがたいのですが。

裏面

裏面は川越鉄道の歴史や路線図、スタンプラリーのルールなど。

スタンプは全7駅。国分寺、小川、東村山、所沢、入曽、狭山市、本川越です。もっともきっぷ自体は当日購入で始発と同時に発売開始ですが、スタンプ台は朝ラッシュ時間を過ぎた9時30分から17時までの間に設置。
このため朝早くスタートしても全く意味がないので、要注意です。

なお7つのスタンプを押下した状態で小川、所沢、本川越の各駅の駅務室で、ラリーカードを見せるとオリジナルカードがプレゼントされます。
もっともデザインが3駅とも違うのでフルコンプしようとすると、フリーきっぷ3回分つまり2400円が必要。そして1期、2期でデザインが違うので、そちらも集めると4800円が必要となります。
フリーきっぷ自体は前売りは行わないため、別々の日にフリーきっぷ3回分購入して駆けずり回ってコンプするか、フリーきっぷ3回分を大人買いして一気にスタンプ押してフルコンプするか(笑)

なんというか、商売上手だなあというか。

入曽駅/狭山市駅

というわけであまり時間を気にせず本川越駅に到着しきっぷは購入したものの、本川越駅のスタンプドコー・・・?って右往左往した挙句時計を見たらまだ9時過ぎだった、という情けないスタートとなりました。

本川越駅で9時半まで粘ってもよかったのですがせっかくなので、先に入曽駅と狭山市駅をクリアすることにしました。
急行新宿行きに乗りますが急行といっても田無までは各駅停車。3駅先の狭山市駅で下車します。

狭山市駅

狭山市駅。都市近郊中宅地の拠点駅といった雰囲気です。スタンプラリーでもなければヨソ者は降りる機会はそうそうないかな。

狭山市駅で下車。駅は小ぶりながら店舗がそこそこそろっているという近郊住宅地の拠点駅といった感じ。おそらく平日の朝は通勤客が大量に新宿方面に流れていくのでしょう。

狭山市駅で9時半になったのでスタンプ台紙をもらい、スタンプ一つ目をゲット。

狭山市駅スタンプ

狭山市駅スタンプ。かつては「入間川駅」と名乗っていました。

狭山市駅はかつて入間川駅と名乗っていたそうで、狭山市駅に改称されたのが昭和54年とわりと最近のようです。スタンプの絵柄は西武の蒸気機関車が出発を待つ姿が。

狭山市駅からまたも急行新宿行きに乗車して、次の入曽駅で下車です。

入曽駅

こじんまりとした入曽駅駅舎。隣の狭山市駅と比べると静かな街並みです。

入曽駅は駅舎自体はモダンだけど狭山市駅にくらべるとかなりこじんまりとした駅です。もっとも駅すぐ近くにイオン系のショッピングセンターである「そよら入曽駅前」があり、買い物には便利そうではあります。ただなんというか古い町並みと新しい施設がごちゃ混ぜになった印象も。そして狭山市駅とは違ったなんだかゆったりした雰囲気が漂います。

入曽駅スタンプ

入間駅のスタンプにはかつての飛行機が。現在は自衛隊の入間基地となり、入曽~狭山市間で入間基地の近くを走ります。

スタンプはジョンソン基地(現在の航空自衛隊入間基地)横を走る西武電車です。基地の近くを走りますが基地に入るためには西武池袋線の稲荷山公園駅が近く、入曽駅だとかなり大回りになるようです。
ただ航空自衛隊があるということは、騒音問題もついて回るというわけで、狭山市駅や所沢駅に挟まれたこの地域がどちらかというとのんびりとしている空気を漂わせているのは、このせいであまり住宅地として発展しずらかったのかもしれません。

(7/8の記事に続く)

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