特急「白鳥80号」特急券

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函館から青森経由、新青森行きの臨時特急「白鳥80号」の特急券です。
3/21ということで、白鳥の最終運転日のものになります。同時に、全国のJR線の定期特急から485系が消滅する日でもありました。

車両は485系のリニューアル車です。この日は座席はほぼ満席。鉄道ファンばかり・・・といわけでもなく普通に三連休の行楽客が大挙して乗車していました。
前面形状などは大幅にリニューアルされていますが、側面は意外ともとのままだったりします。座席は交換されているものの、シートピッチは変わっておらず、足元の空間もないため狭苦しく感じます。(黒系統の座席というのも、もしかしたら狭苦しく見せてるのかも。)
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さて、函館を出発した列車は、しばらくは函館の市街地を走りますが、上磯を過ぎたあたりから海べりを走ります。
ところどころで運転停車。貨物列車とすれ違います。このあたりが物流の大動脈を感じさせます。この貨物列車は新幹線開業後は新幹線とすれ違うことになるわけで、ちょっと不思議な気分。

木古内では、既に新幹線の駅が完成しており、開業を待つのみとなっていました。
在来線側は第三セクターに移管されます。
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木古内を出ると、ほどなく新幹線の線路が近づいてきました。
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この光景、なんか見覚えがあるなあ、と考えてたら、そういえば成田分岐点が似たような構造していたことを思い出しました。
今は京成スカイライナーが走る旧成田新幹線の高架に、成田エクスプレス等が走るJR東日本の在来線が接続する形にそっくりです。
今後在来線側はなかなか乗る機会がなさそうなので、この光景は貴重なのかなあと思います。

青函トンネルに突入。
開業当時はタバコを立てても倒れない乗り心地でしたが、さすがにん十年もたった今はそれなりに揺れるようになりました。

本州側に出て、まもなく蟹田に着く手前で車内放送でJR北海道の車掌が、最終日ということで、案内放送を始めました。青函トンネルの歴史を説明sました。この日が在来線最後の日であること、青函トンネル開業時、「はつかり」で使用された485系電車が最後まで使われたことなどを説明していました。

少し感動したところで蟹田着。JR東日本の車掌に交替。いきなり事務的な口調になったJR東日本の車掌の放送に少々苦笑い。
そうこうしているうちに青森駅に到着しました。
終点新青森はスイッチバックして次の駅です。

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