関門突破祈念きっぷ

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JR西日本の下関、新下関で枚数限定で、毎年1月上旬~3/21ごろまで発売されている「関門突破祈念きっぷ」です。
ここ3年連続で発売しているため、来年もおそらく発売されるのでは、と思います。

下関→門司の通常のマルス券の片道きっぷに台紙を添えたもので、プレゼント用にメッセージを添えることができます。
発売期間からして入試の受験生向けなのはまあ明らかですが、特に入試とは書いてないので資格試験なんかにも使えそうです。
毎年絵柄が少しずつ違うようです。特に絵馬のところはその年の干支が描かれており、2012年は辰年なので龍が描かれていました。

台紙の反対側はさかさま向いているのでわかりにくいですが

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「関門」は昔、馬関(馬=バ・関=カン)と呼ばれていた本州の下関市と、九州の門司(門=モン)を呼んだ言葉です。

この本州と九州の横断を阻むのが、流れの速い海峡「関門海峡」であり、人々にとってはまさに関門のもう一つの意味である「目的を達成するのに突破しなければならない難所」また「突破するのが困難」な場所でした。

これを鉄路で打破したのが世界初の海底トンネルである「関門トンネル」と新幹線の通る「新関門トンネル」です。

この「関門突破きっぷ」は、下関駅から長いトンネルを通って門司駅に抜けることにより、みなさまがどんな困難も乗り越え、明るい世界へ希望を切り開かれることを祈念しています。

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と書かれています。
ちなみにこのきっぷは実使用し、無効印を押してもらっていますが、小倉駅の駅員が「本当におしちゃっていいの?」って気を利かせてくれました。
まあ合格を無効にされたら困りますしね(笑)

下関というか山口にはアイデアマンが多いというかわかりませんが、こういう駄洒落系きっぷがたまに見られます。
以前「厚狭→目出」「目出→居能」のきっぷをにあわせて台紙つけて販売した 「あさからめでたい」記念乗車券 「めでたいのう」記念乗車券なんてものを発売しましたが、
見かけたときはしばし呆然としたものです。買えばよかった。。。。

 

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「関門突破祈念きっぷ」への2件のフィードバック

  1. この切符、綺麗な台紙まで用意して金かけているけど、区間が下関→門司なら西日本に運賃が1円も落ちないのによくわるなあと思いますね。

    一般的に他社乗車券の代売手数料は5%と言われていますから11円。駅としては増収かもしれないが、高い見地で見たら完全に赤字ですね。

  2. 実際のところはどうなんでしょうね。

    話題になって下関駅に来てくれればそれだけでも収益になりそうです。
    新下関駅でも売られてますので。

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