しおかぜ9号（アンパンマン）の特急券、乗車券の一葉券です。
かつて、JR四国の2000系気動車のグリーン/普通合造車のうち、普通席部分はスケッチシートとして、窓を額縁、景色を絵と見立てたユニークな車両がありました。
座席も革張りに張り替えるなど気合が入ったものですが、あまり人気が出るわけでもなく、しばらくするとフェードアウトしていきました。
その後、普通車部分はアンパンマン列車として再度改造されることになり、座席、壁からアンパンマンのキャラクター一色となった、アンパンマン車両が登場しました。
座席は革張りから普通の布地に変わったものの、でかでかとアンパンマンが描かれています。壁や天井にまでキャラクターが描かれています。
さぞかし子供に人気が出そうな感じで、実際この普通席の半分は子供でした（笑）
ただ、この車両、グリーン席との合造車なんですよね。
グリーン席に座るような人とアンパンマン好きの子供たちが同じ車両にいるというのは、もしかしたらグリーン車の客のなかにはうっとおしく感じる人が出てくるかもしれませんね。
（なお、グリーン車の内装はノーマルです。）
岡山から松山より先に向かう「しおかぜ」は2011年3月改正までは1日2往復でしたが、3月改正でこのしおかぜ9号を含む1往復が松山で分割され、岡山～宇和島直通はとうとう1往復になってしまいました。
指定席であるアンパンマン車両は、きっぷにもあるとおり、列車名自体が「しおかぜアンパンマン」となっているため、この車両を狙うときは、きっぷを渡された時に列車名に「アンパンマン」の文字が入っているかどうかチェックしたほうがいいですね。
（通常車両は「しおかぜ9号」と表示。）