岡山地区の観光列車「ラ・マル・ド・ボア」を使用した臨時快速「ラ・マルやまなみ」の観光列車チケットレスグリーン券です。
本ブログ初登場の「ラ・マル・ド・ボア」は213系電車を改造した2両編成の観光電車で、岡山を起点に宇野、日生、琴平、三原まで運転されています。しかし、2024/11/2~11/24までは、「森の芸術祭」協賛として、岡山~新見間で運転され「ラ・マルやまなみ」として運転されました。通常瀬戸内沿いを走る「ラ・マル・ド・ボア」ですが、山間部への初進出となります。
なお、ダイヤは10月に運行された「〇〇のはなし~岡山編~」と全く同じ。岡山10:56発新見13:01着、新見16:16発岡山18時20分着となっています。
座席はカウンターに面した一人掛けシートと、通常のリクライニングシートの組み合わせ。リクライニングシートは旧「ゆったりやくも」の普通車と同タイプの模様。というか、「ゆったりやくも」の予備をまわしたようにも見えます。ワインレッドだった「ゆったりやくも」に対し、グリーンになっただけでかなり印象が違います。なお、リクライニングシート、カウンターシートともに壁にコンセントが設置され、観光列車らしくなっています。
高梁川をさかのぼる旅
「ラ・マル・ド・ボア」の岡山駅の発車は通常5番乗り場に固定され、5番乗り場に設置された八点鐘の合図とともに発車するのが通常ですが、今回は1番乗り場からの発車。かなり珍しいかも。
岡山発車後、山陽本線を疾走、倉敷手前で伯備線の線路に入ります。
伯備線に入ると早速高梁川が左手に。井倉近辺を除き基本的に高梁川が左手に見えるので、座席は左側がベスト。もちろん今回の2号車7番A席は進行方向左手のリクライニングシートです。
清音でいったん田園地帯となりますが、総社を過ぎるとしばらくして高梁川が再び左手に。しばらく走りますが、豪渓で15分ほど運転停車して後続の「やくも」に道を譲ります。
このあたりは高梁川と伯備線と国道180号が併走している区間。
川沿いを走っていくためカーブも多く、「やくも」は振り子作用で車体を傾けて走りますが、普通電車はそこまでスピードを上げずにゆったりと走ります。
備中高梁を過ぎたあと、売店カウンターへ。
岡山のゆずを使った「恋するジャージー」。ユズを含んだジェラートです。口に入れるとゆずの風味が広がり、なかなかの美味。
「〇〇のはなし~岡山編~」では車内イベントがありましたが、今回乗車した「ラ・マルやまなみ」は特にそういったイベントはない模様。淡々と進み、井倉駅に到着しました。ここで15分ほど停車。撮影タイムとなります。
車体ですが、自転車と旅行鞄をイメージした塗装です。いずれも旅を連想させるもので、登場当初はアート的な色彩も強かった列車でした。(今も車内にアート作品の展示があります。)
森の芸術祭にはぴったりな気もします。
井倉駅で停車中に後続の新見行き普通列車に追い越されます。やってきたのは大阪万博PRのラッピング車両の213系。なんかド派手になってしまい、「ラ・マル・ド・ボア」よりもかなり目立ちます(笑)しかし、ミャクミャクは相変わらずよくわからん・・・
井倉をすぎると、新線区間となり直線区間を一気にトンネルと橋で駆け抜けます。2024.10.11の記事では、バスからやくもを見た写真を載せましたが、今回は逆に電車からバスの方角の写真を撮ってました。このあたりは伯備線は一直線ですが、国道は川沿いにうねうねと曲がっていることがわかります。
13時過ぎに新見到着。昼過ぎに到着というのはちょっと遅い気がしないでもないですが、駅前からは井倉洞、満奇洞への無料シャトルバスが連絡。みんな改札口を抜けていきました。
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