突然の廃止発表
富山地方鉄道の特急券です。地方鉄道では、長野電鉄や大井川鉄道、富士急行などに有料の特急、急行列車の設定があり、特急券、急行券が発売されています。
そんな中、宇奈月温泉と立山黒部アルペンルートという観光地を控える富山地方鉄道でも古くから有料の特急を走らせていました。
最近では京阪ダブルデッカーを導入、さらに2022年には西武鉄道からニューレッドアローを導入し、引き続き運行するのかと思ってたのですが、コロナ渦で観光客が激減、そこで2021年に需要が見込める一部を除き特急・急行の廃止を発表。さらに、2022年には特急自体を廃止することになりました。
一応、今後復活の可能性があるということですが、今年のGWや夏休みには速達列車の設定はあったものの、特急料金不要で運転され、現時点では特急券復活には至ってないようです。
そんな地鉄の特急券、今回は「アルプスエクスプレス」です。
レッドアローが大変身
宇奈月温泉駅で待っていたのは旧西武のレッドアローです。
この車両は車体こそは西武のレッドアローで塗装もほぼ西武時代のものですが、足回りやモーターなどはJRの485系電車を移植したといういわゆるあいのこ車両です。
「アルプスエクスプレス(特急アルプス号)」のヘッドマークは、2号車を営業して、3両編成で運転するときのみ掲げられるそうです。列車名自体は「アルペン特急」。
立山~宇奈月温泉直通の特急に伝統的に付けられた列車名です。
サイドからみたレッドアドー。意外と窓が大きいですね。そして、富山地方鉄道の文字や「富」マークなど、なんか見覚えがあるんですが。。。
ちなみにこの特急はワンマン運転です。
これもまた、ザ・水戸岡ワールド
3両編成のうち、2号車は指定席車両です。そして内装は大変身。もはやレッドアローの面影は皆無。だけど、どこかでみたような。。。
このへんとか
このへんとか
わかる人は一目でわかる水戸岡鋭治氏デザインの車両です。
こうやって並べると、いかにも水戸岡ワールドってわかりますね。
マンネリ、どこいっても同じと批判する声もあるようですが、僕らみたいな年がら年中全国乗り鉄しているような人が例外であって、普通は新鮮な驚きをもって迎えられるのではないかな、と思います。
なお、この列車は車掌のいないワンマン列車ですが、車内販売を行うアテンダントがきっぷの販売も行ってたりしてます。このあたりも九州の特急に似ているなあ、と感心したり。
なつかしの「センヌキ」
さて、2号車以外の1号車/3号車は自由席で、2号車を抜いて運転することもあります。
座席はもとのままですが、肘置きが変わってたり、木製のテーブルがついてたりと、ちょっとずつ手が加えられています。
1号車/3号車は従来のシートです。ひじかけなどに手が加えられているものの、昭和時代のクッションがやたら効いたシートはそのまま残っています。
小テーブルがあり、そこには、「センヌキ」が。レッドアロー時代のものですが、地鉄に運ばれても撤去されずに残っていました。
これは使ってみるしかありませんね。
ちょうど車内放送で、このセンヌキが使えるサイダー販売中ということで早速購入。
センヌキを意識した商品展開をするあたり、商売上手だな、って思います。
ちなみに自分は瓶が多い地ビールを飲むためにセンヌキは持ち歩いてます(爆)が、こうやって設置されたセンヌキで使って飲む飲料は、なんか旅にきたなあ、と思いたくなりますね。
復活はいつの日か
このアルプスエクスプレスは現在は普段は車庫でお昼寝です。
運用するときはたいてい団体列車で、遭遇率が極端に減ってます。
いつか特急が復活したときに、アテンダントを乗せて富山平野を快走してほしいものですね。
もっとも富山地鉄にもニューレッドアローが登場したので、このレッドアローはいつまで運転されるのでしょうか。
コメント
栓抜きテーブルあったんだ。