西日本パス

20100129
昨年、1000円高速対策の切り札(?)として登場したきっぷです。

JR西日本、JR四国全線、及びJR九州の久大線以北のの特急・急行の自由席が2日間、ないしは3日間乗り放題で指定席も4回まで使えます。(3日用は6回)
指定席4回は別紙に係員が記録していくタイプで、みどりの券売機での指定券交付は受けられず、このため、5489経由で購入してもみどりの券売機で引き取れず、みどりの窓口に行く必要があります。

また指定席のかわりにグリーン車が使えるタイプもあわせて登場しました。
値段は2日間で12,000円という破格の値段で、新大阪~博多片道乗車するだけであっというまにモトが取れるほか、同時期発売の山陽新幹線2枚きっぷの1枚あたりよりも安くなってしまうという恐ろしい価格設定です。(ただし、片道だけだとEX-IC早特のほうが安い11,450円)
これで人気が出ないはずかなく、実際すさまじい売れ行きを見せました。

発売時期によって微妙に効力が異なり、
春から6月ごろに発売されたものは九州北部のうち、小倉~博多などが利用できないなど、不可思議な部分もありましたが、7月以降はそういうのもなくなり、単純に九州北部が全線使えるようになりました。
(今回は九州北部が全部使えるバージョンです。)

8月下旬には九州エリアが全域に広がったほか、智頭急行が使えるようになっています。(ただし、12,000円→18,000円に値上げ)智頭急行はエリア外だった春~夏の時代は、スーパーはくとにこのきっぷで乗ってしまい、智頭急行線内で追加運賃を払う人が続出して問題になり、新聞ネタにもなってしまいました。

いいことずくめですが、2人以上利用限定が一部方面から批判を浴びたり(一人利用可能だと、逆にこの価格はありえない気がしますが)
当日購入不可というのも批判を浴びたりしました。
もっともJR西日本において当日購入不可というのは、実はあんまり意味はなくて、5489を使えば日本全国どこでも買えてしまったりします。(引き取りは当日でOK。)
5489でトクトクきっぷが買えること自体、あまり知られていないのも気にはなりますが・・・

このきっぷでですが、実は京都~広島・宮島を往復したのみです。。。
あまり話のネタにできそうなこともないのですが、それでもこのきっぷでモトが取れてしまうあたり、価格破壊力のすさまじさを感じさせます。

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