特急「なは」指定券(立席)

20070516

寝台特急「なは」の立席特急券の指のみ券です。
立席特急券は以前成田エクスプレス33号立席特急券(2007年4月25日の記事)で紹介していますが、全車指定席の特急で、座席を指定しないで発売するものです。

寝台特急もいわば「全車指定席」ですが、
こちらは、昼間に寝台料金を請求するのは無理があるため、区間を指定して立席特急券を購入することで乗車できるようになりました。(これをヒルネと呼んでいます。)
この場合、空席があれば適当に座ってかまいません。
号車指定が原則ですが、号車がきっぷの券面に表示されない場合もあります。
今回の「なは」も号車指定はありません。

立席特急券は料金は自由席特急券と同額とされ、使い勝手からして自由席に近いイメージですが、指定席特急券の一種です。
その証拠に、今回のような指のみ券の場合、「指定券(立席)」と表示されます。
つまり、座席のない指定券(?)という扱いなのです。

20070516_2 さて、西鹿児島行き「なは」のヒルネ区間は熊本~西鹿児島間です。
寝台も比較的空いており、ベッドを一人で占拠することができました。
寝不足気味だったこともあり、横になるとたちまち熟睡。
気がつくと伊集院を過ぎていました。

写真は「なは」に連結されていた「レガートシート」です。
指定席特急料金で利用でき、独立3列シートのフルリクライニングシートを装備しており、座席車としてはかなり豪華でした。
でもそれだと普通の客は、運賃面で有利な高速バスに流れ、中途半端な位置づけだったこの「レガートシート」はいつもガラガラだったような気がします。

そのせいかわかりませんが、九州新幹線開通で「なは」が熊本どまりになったとき、この「レガートシート」の連結は廃止されました。

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「特急「なは」指定券(立席)」への2件のフィードバック

  1. 「なは」「あかつき」のレガート両方に乗った者の感想としては、九州車(なは・485系改造)の方がカジュアルで気取らずに乗れる感じで、西日本車(あかつき・14系ハザ改造)は重厚なシートがあって高級感はあるのですが座席数が少なかったようで繁忙期は指定券の入手が難しかったような気がします。
    国鉄末期の14系ハザのバッタンシートを経験した者にとってレガートは「天国」ですね。

  2. 「なは」のレガートには給水機ではなく給茶機がありました。
    イベント用、食堂車を除くと給茶機がついていたのはこれのみだった気がします。
    自由に利用することができ、給茶機の給湯機能を利用してカップラーメンを持ち込んでロビーカーで食べてた人もいました。

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