「新千歳空港→南千歳」乗車券

20060406

新千歳空港~南千歳の普通乗車券です。南千歳と新千歳空港は隣の駅ですから、これだけ聞くとただの乗車券ですが、運賃がハンパじゃありません。10000円超えてます。
経由を見ていただければわかるかと思いますが、新千歳から旭川~北見~帯広~新得~追分~沼ノ端~南千歳のぐるりと一周するきっぷです。
券面に経路が書ききれなかったので、あふれた分が手書きになっています。

ちほく高と出ているのは、今月20日をもって廃止される「ちほく高原鉄道」を経由する乗車券を表しています。前後はJR線で挟まっていますが、この場合、営業キロを通算できるルールがあり「通過連絡運輸」と呼ばれています。
このため、バラで買うよりも安く購入することができます。

20060406_2  さて、ちほく高原鉄道ですが、私が乗車したのは1月9日。この日は猛烈に冷え込みました。
陸別で氷点下28度。鼻毛も凍る寒さです。実際ここまで下がると非日常の体験ができます。
吐く息がパラパラと凍ったり、シャボン玉をすると、そのまま凍ってしまってぼとっと下に落ちてしまったり・・・
もっとも、通常の防寒装備で長時間その環境にいるとさすがに凍死してしまう気温でもあり、しばらくいると顔が痛く なってくるので、長居はできませんが・・・

これでも列車は定刻に走ります。
ただし、窓についた水滴がそのまま凍りついてしまい、外がまるで見えません。
カイロとかいろいろ使って一生懸命溶かすのですが、溶かしても溶かしてもすぐ凍りつくので、最後のほうは諦めました。

こんか酷寒の地を走る列車も残り半月で廃線となります。
もっとも陸別町が線路を買い取って夏にトロッコ列車を走らせる予定だそうですが・・・

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「「新千歳空港→南千歳」乗車券」への5件のフィードバック

  1. トラックバックありがとうございます。
    なかなか見事な通過連絡券で(笑)

    私もその数日後に陸別に行きましたが、そのときは-18℃でした。
    北海道の駅でクレジットカードを使って連絡券を購入しようとするとみなNGでした。
    この券はツインクルプラザで買われたんですか?

  2. 惜別・ふるさと銀河線2

    惜別・ふるさと銀河線
     何の変哲もない乗車券に見えますが、経由に注目です。「根室線・池田・ちほく高原鉄・北見・石北・宗谷」となっており、ふるさと銀河線の通過連絡券であることがわかります。JR北海道内発着に限り、通過連絡運輸の設定があります。
     帯広駅で「銀河線廻りで旭川までください」と言ったとき、駅員が驚いたような表情をしてました。それもそのはずで、同区間はJRの新得・富良野廻りだと3570円で、バスだと3150円で済みます。
     ふるさと銀河線の車両がJRへ乗り入れる設定は上下2往復…

  3. 現地調達は時間の都合上厳しかったので、
    あらかじめ大阪のJR北海道プラザで購入しました。
    そういえばクレジット購入に関しては、特に何も言われなかったですね。。。

  4. どーもです。
    私は昨年5月に札幌市内の某駅で仕事と趣味を兼ねて芦別→新千歳空港(根室線・函館線・石北・北見・ちほく高・池田・根室線・石勝・千歳線経由)の乗車券を購入しました。
    関連の特急券や回数券も一緒に購入するのでクレジットカードを先に出してきっぷの内容を説明すると「通過連絡は総販でなくマルス回線でいいですね?」と確認されただけですんなり購入できました。
    でも考えたら社線連絡乗車券はJR北海道の駅では現金かツインクル旅行券でしか購入できないので駅係員が融通を利かせてくれたのか分かっていなかったのか…。

  5. ちほく高原通過連絡

    女満別空港へ飛び、北海道ちほく高原鉄道に乗ってきました。4月で廃線が決まっており、3度目となる今回が最後になると思います。
    ちほく高原鉄道は週休2日制の宮仕えにとっては鬼門で、線内の自社出札窓口は全て土日祝日がお休みです。辛うじて、池田と北見でそれぞれの駅発のちほく単独乗車券がJR券で買えます。券売機は北見にありましたので、おそらく池田にもあるでしょう。
    画像はJR北海道内発着で設定のある通過連絡運輸で発券された乗車券です。池田もしくは北見を接続駅とする連絡運輸乗車券はJR北海道独自の総販システムで…

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