開業10周年感謝・お隣ワンコインきっぷ

九州新幹線開業10周年を記念して発売された、「開業10周年感謝・お隣ワンコインきっぷ」です。
九州新幹線の隣駅間を500円均一で発売しています。

価格:500円(どの区間でも同額。子どもも500円)
発売期間:2014年2月15日~2014年3月14日まで(前日まで発売・終了)
利用可能期間:2014年3月15日限定(終了)
利用:九州新幹線自由席限定。在来線利用不可。
備考:発売駅は九州新幹線各駅と、大牟田・玉名駅、および博多・久留米・熊本・鹿児島のJR九州旅行支店。なお、その駅を発着駅とする区間のみ販売。(大牟田は新大牟田、玉名は新玉名を発駅とする。)

昨年は、「全線開業2周年記念 お隣ワンコインきっぷ」として同じ価格・ルールで発売されていました。(乗車日は3/16)

一律500円ですので、通常に利用した場合とのオトク額も区間によってまちまちで、最高が新八代~新水俣間の通常2,020円が500円(75.2%引き)、最低が新鳥栖~久留米間の通常1、050円が500円(52.4%引き)です。
まあ最低割引率でも半額にはなるんですが。(特急料金だけで最低830円ですし。)

全区間分購入すると、5,500円で全区間乗れるわけですが、さすがにそのためだけに各駅を回る(最低4駅必要)もどうかと思うので見送りました。
なお、これとは別に全区間分を硬券にしてセット売り(5,500円)もありましたが、限定300セットで、地元でもないのにさすがに並ぶわけにもいかず、こちらは諦めています。

さて、九州新幹線は3/15からダイヤ改正になりましたが、大幅に変わっておりまさに「白紙」に近い改正でした。
大きなトピックとしては、昼間の博多~熊本運転の「さくら」が間引かれて、日中の博多~熊本間の本数が4本→3本になったほか、鳥栖駅と久留米駅に「さくら」が全列車停車となっています。
熊本「さくら」の減便は、平均乗車率2割に低迷していたためということです。「つばめ」も以前は3割前後だったそうですが、「びっくりつばめ2枚きっぷ」など各種きっぷの効果が現れて上昇傾向、一方熊本「さくら」についてはずっと乗車率が低空飛行のままのため、「つばめ」に吸収される形で廃止になったようです。

個人的には、鳥栖・久留米の連続停車に統一についてはすっきりしてよかったのではないかと思います。今まではこれら2駅を使うたびに毎回停車するかしないか細かく確認する必要がありましたが、今回の措置で停車駅がすっきりするようになりました。

一方、減便以外の改悪点としては、データイムの熊本駅での「つばめ」⇔鹿児島「さくら」の乗継時間が軒並み増えている点です。
今までは一部を除いて熊本での乗継時間が10分以内になるようになっていましたが、今回の改正で特に下りが軒並み20分以上になり、折角の新幹線の売りである「スピード」が犠牲になってしまいました。(これがある問題に行き当たります。詳しくは後日。)
熊本着「つばめ」と、後続の鹿児島行き「さくら」の博多駅発車時点の間隔が30分以上あるのが原因ですが、もうちょっとなんとかならんかなあと思います。
まあ自分はスジ屋さんじゃないので完全に素人目線で言ってますが、まあ旅客流動とか見てこういうスジにしたんでしょうし、不満が多ければいずれ改善されるでしょう。

 

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