前回に続いて小ネタです。
過去のきっぷの整理をしていると、どうしても身に覚えのないきっぷがいくつか出てくるわけで今回もそんなきっぷのうちの一つである、玉川上水~東大和市の往復割引乗車券です。2014年、約10年前のきっぷです。
この「往復割引乗車券」はIC運賃導入の副産物ともいうきっぷです。
2014年4月に消費税率が5%から8%に上がって値上げしたときに、運賃は、きっぷ運賃とICカード運賃が分かれ、ICカード運賃は1円刻みとなりました。西武だと初乗り3kmまで、値上げ前140円だったものが、
・きっぷ運賃:150円
・IC運賃:144円
とICだと4円の値上げなのに、きっぷだと10円の値上げになりました。これには便乗値上げだの、IC優遇の批判を浴びたか浴びていないのかわかりませんが、最低運賃の往復運賃から10円を割り引いた往復割引きっぷとして販売し、消費税値上げに伴う激変緩和措置?を首都圏民鉄各社で行うようになりました。
今でこそ首都圏のJR/私鉄で近距離できっぷを買うことが珍しくなったぐらいICが浸透してますが、10年前はIC優勢とはいえ、こういったきっぷを作らないといけないほどまだまだきっぷ購入の需要があったようです。
で、そのきっぷがまさかの常備軟券。さすがに駅名はゴム印か手書きですが、西武の常備軟券は手持ちはこれだけです。当然ながら有人窓口/改札口での発売です。
なお、西武のほか、東武、京王、東急、京成、京急、相鉄などでも同様のきっぷが発売されましたが、あんまり売る気がない、というか激変緩和措置でとりあえず出しましたよ感が見え見えで、西武も含め、半年後の10月には各社発売を終了しています。
何故東大和市駅に降りたのだろうか・・・?
当時は千葉県松戸市に居を構えていたのですが、玉川上水駅周辺の知り合いはいませんし、東大和市の知り合いもいません。なのにこんなきっぷを購入し、しかも東大和市駅に向けて使用しています。うーん。(笑)
ただ、しっかりと写真も撮っているのですよね。
東大和市駅で多分何かしたはずなんだけど、記録に残しておらずちょっと覚えていない。このあとは新宿に向かい、解体前の一般公開をしていた旧・国立競技場の一般公開に見学に行っています。
当時の記録を見る限り、東大和市駅で2時間ほど滞在していたため何かしていたのは間違いないのですが、10年前の自分のことを忘れているなんて、本記事を書いている間もずっと頭をひねっていました・・・(+_+)
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