今回は小ネタです。
東京18:30発、「湘南ライナー1号」のライナー券です。2017年に乗車したものとなります。
現在は特急「湘南」という名前で東京・新宿~平塚・小田原間で運行されていますが、湘南ライナーは基本的に新宿・東京~小田原間で運転されていました。
この湘南ライナー1号は、2017年時点では185系で運転され、停車駅が東京、品川、藤沢、茅ケ崎、小田原となっており、他の東京発の「湘南ライナー」と異なり大船や平塚を通過するライナーでした。
これはこの「湘南ライナー1号」が小田原まで東海道線ではなく、品鶴線・東海道貨物線経由で運転され、大船や平塚にホームがなかったことがおそらく原因だったと思われます。
そのほか、新宿発の「ホームライナー小田原」も茅ヶ崎まで貨物線経由でしたが、その他の東京発の「湘南ライナー」は東海道線経由でした。
ではなぜ東京発は「湘南ライナー1号」だけがなぜ品鶴線・東海道貨物線通ってたのか、それは特に文献とか探しても見つからず今となってはわかりません。なお、現在の特急「湘南」は東京発は全列車東海道線経由になっています。
「湘南ライナー1号」は東海道線の品川駅を出ると川崎ではなく大崎に向かい、横須賀線・新宿湘南ライン(品鶴線)と合流します。このまま武蔵小杉を通過し、新川崎手前で相鉄JR直通線に入り、鶴見駅を通過。
その後トンネルに入り、羽沢横浜国大駅手前の横浜羽沢貨物駅で、相鉄JR直通線からわかれ、東海道貨物線に入り、そのまままたトンネルに入ります。当然ながら横浜は経由せずそのままトンネルを西に進み、東戸塚手前で地上に出て東海道線と並走区間に。
品川から東戸塚までの経路は具体的には下記の図のとおり。
普段東海道線ばかり乗っていると全く違う光景に面喰うかも。
東戸塚からは東海道線を横目に見ながら快走。ホームのない大船駅は通過し、藤沢駅は東海道貨物線専用ホームに入ります。さらに茅ヶ崎駅も東海道貨物線専用ホームに。わざわざホームライナーのために新設したホームだそうですが、停車列車が1日数本は寂しい限り。
「新宿湘南ライナー」はこのあと転線して東海道線を走行しますが、「湘南ライナー1号」はそのまま東海道貨物線を西に向かいます。ここから先は東海道線が海側、東海道貨物線が山側を走りますが、平塚駅は東海道貨物線ホームがないので豪快に通過、国府津も通過します。
小田原手前で転線し、高架で東海道線をまたいで海側に出て東海道線下りと合流。最後は小田原駅に到着しました。
「湘南ライナー」が特急「湘南」に格上げ後、下り列車で東海道貨物線を小田原まで走る列車は消滅していますが、今後この路線を走る旅客列車は誕生するのでしょうか。
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