鳥取~出雲市の特定特急券です。
特定特急券とは国鉄時代に全車指定席だったころに、末端区間の指定席がガラガラだったことから区間を区切って特定の価格で発売したものです。まさに特定の区間において利用できるという趣旨でした。
制度として登場するのは確か昭和45年。
現在では在来線の特定特急料金は旅客営業規則125条に定められているように1,260円となっています。
なお、時刻表上では門司港~博多とかも「オトクな特急料金」とかで出ていますが、これは規則上は自由席特急料金、ないしは指定席特急料金の例外として扱われ、「特定特急料金」ではありません。
ただ、特定特急料金と自由席特急料金の例外の違いは何か?といわれても困るわけで、実際在来線でも1,260円以外の特定特急券も存在します。
この地区の特急の主役はキハ187系特急型気動車です。
いかにも安っぽいボディに2両編成とおよそ特急らしからぬ車両ですが、
性能は450馬力×2の強力エンジンを搭載した振り子型気動車で、気動車の中でも最強の部類に入ります。
特にハイパワーエンジンにものを言わせた加速はすばらしく、特に高速域では気動車らしからぬ加速を見せます。
コメント
利用者からすれば特定でも自由席でも関係ないので気にしてなかったです。この区間自由席と指定席の価格差が大きいので自由席に立ち客、指定席は閑古鳥といった状況を良く見ます。指定席も特定料金+510円にすれば改善しそうなものだけど。
キハ187は最初に見たときは安っぽくて不恰好って感じだけど一度乗れば加速性能と曲線通過速度の高さといった豪快な走りに酔い、全てが良く見えるようになりました。元々内装が優れてるのもあると思います。
内装自体は部品共通化によるコストダウンのために、サンダーバード683系と同じものを使用しているはずです。
それどころか艤装も223系に近いもので、マスコンは223系と同じ2ハンドルタイプ、運転台も223系そっくり。
冷暖房も気動車で主流の機関直結でなくで発電機をまわすタイプと、駆動が電気かディーゼルの違いを除けば限りなく電車に合わせてますね。
確かにキハ187は乗車して愉しい車両ですね!
方向次第では自由席が先頭になる乗りドク列車ですね。
私は浜田→米子,新山口→出雲市,江津→益田で乗車しました。18きっぷのワープ利用も多かったりしてですね。