新幹線小倉よかよかきっぷ

20070507

北九州~福岡間のバス、在来線、新幹線の3つ巴の競争が繰り広げられる中、新幹線が利用できる割引きっぷです。
このうち、新幹線は博多~小倉間15~20分という、他の交通機関を全く寄せ付けないスピードが売り物で、
昔からここの区間利用が多いのが特徴です。

高速バスは90分前後ですが、片道1,000円、往復1,800円という安さが武器、
JR九州の特急は45分前後で、片道1,750円ですが、往復だと2枚きっぷがあり、2,600円と安いです。

これに対して新幹線は時間は他を圧倒する17分前後、片道2,050円とやや高価ですが、
3,000円で往復できるように設定されたきっぷがこの「新幹線小倉よかよかきっぷ」です。
逆向きは「新幹線博多よかよかきっぷ」として設定。
土休日の日帰り限定という制限はあるものの、3,000円は破格です。

もともとは小倉発の「いいかもね、博多。きっぷ」シリーズのひとつとして登場。
福岡市営地下鉄の1日乗車券つきで3,600円という設定でした。
ほどなく逆向きも設定されて「ちかいよね、小倉。きっぷ」として発売しました。こちらは1,000円分の買い物券がついて3,600円。
このきっぷの登場は、競争している他社に衝撃を与え、値下げを余儀なくされました。

「いいかもね、博多。」シリーズの終了とほぼ同時にこの「よかよかきっぷ」に改変。
市営地下鉄の乗車券などをなくした純粋な往復乗車券として3,000円で発売されるようになっています。

この3つの交通機関を巻き込んだ熾烈な集客合戦は、今後も続けられていくものと思います。

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「新幹線小倉よかよかきっぷ」への3件のフィードバック

  1. お久し振りです。
    私が小倉・博多両駅で現地確認したところ、新幹線小倉/博多よかよかきっぷや小倉~博多の新幹線回数券は、JR九州の窓口でも(6-タ)で発売していました。一方で、JR西日本の窓口でもJR九州の2枚・4枚きっぷ等一部のJR九州の企画券の発売があり(但し指定料金券はJR九州の窓口でとの案内をしていました)、JR九州の窓口でもJR西日本の「ぐるりんパス」の発売を行うなど(パンフには両社のロゴあり)、利用者の利便性を図った取扱が行われていました。

  2. きっぷの販売自体は以前から九州と西日本に関しては共同で売り出すことが多いですね。豪遊券もJR西日本の窓口で売られていましたし。

    もっとも「いいかもね~」時代はJR九州では売られていなかったと思います。JR西日本の窓口には「いいかもね~」専用の申し込み用紙があって、そこに枚数、日付を記入して購入する形でした。

  3. 小倉-天神間の高速バスは1100円(往復2000円)に若干値上がりしました。
    新幹線が唯一「喫煙席」があるのですが、タバコがだめな私が、新幹線で乗った車両が喫煙席で嫌な思いをしました。

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