2025年1月19日に大阪メトロ中央線のコスモスクエア~夢洲間が新規開業しました。たまたまその初日に訪問しています。
夢洲駅の入場券でもあればなあと思ったのですが、大阪メトロには入場券というものが存在しません。そこで夢洲から隣の駅であるコスモスクエアまでのきっぷを購入しました。それが今回のきっぷです。
しかし、隣の駅まで330円。地下鉄とは思えないこの価格。
夢洲~コスモスクエア間の営業キロは「2区」にあたる240円。これに夢洲の加算運賃90円が足されて330円という隣駅まで妙に高い運賃ができてしまいました。もっとも梅田までだと430円、新大阪までだと480円と割高感は薄れ、夢洲から堺筋本町、天六経由で阪急京都河原町まで840円と1000円を切る価格となっています。
河原町から夢洲まで天六経由で来る人がどれだけいるかわかりませんが・・・
なお、大阪メトロの「エンジョイエコカード」ではコスモスクエア~夢洲間は乗車できず。この区間の運賃330円が別途必要です。
一方で1/19から発売開始したデジタルチケット「Osaka Metro 26時間券」は、大阪メトロが26時間利用可能で夢洲も利用可能ですが、1100円とやや高めです。
ちょっとでもケチりたい人は、大阪メトロはJCBのタッチ決済が使えるので、これを使って乗車すると、運賃の3割(最大500円)が後日キャッシュバックされます。万博開始前の試し乗りにはちょうどいいかな?(3/16まで)
自分もJCBのタッチ決済を使いましたが、夢洲は全改札機に設置されていたものの、梅田では一部しかなく、タッチ決済可能な改札機を探して右往左往することに(笑)
サイバーで近未来な空間
梅田から御堂筋線で本町へ。本町から中央線に乗り換えですが、そのときやってきたのが近鉄7000系電車。1984年製造ということで既に40年を経過したベテランになりますが、今でも第一線で活躍中です。
7000系は優れたデザインに送られるグッドデザイン賞を鉄道車両で最初に受賞した車両として有名です。昭和の時代に近未来的なデザインとして登場した7000系ですが、サイバーバンクな夢洲駅に入線すると、逆にレトロなデザインに見えてしまうのは気のせいでしょうか。
一方大阪メトロの最新鋭の車両400系はイメージが「宇宙船」ということで、トンネルという暗闇の中から中央線のラインカラーである緑色の物体がやってくるといういかにもサイバーバンクな世界観にマッチした車両で、ものの見事に夢洲駅に溶けこんでいます。
400系はその奇抜なデザインが賛否両論呼んでいますが、少なくともこの夢洲駅に一番合った車両ではないでしょうか。
その夢洲駅ホームですが意外とシンプル。ただ、コンクリ打ちっぱなしが多いトンネルの壁面をしっかり加工しており、非常にシャープな見栄えに仕上がっています。
ホームは意外と保守的。ただ、照明を工夫しており、LEDと鏡面を使って照明が一体感を持って照らすように工夫されています。ホームの黒壁ともいいコントラストに。このあたりがサイバーバンク(しつこい)
コンコースに上がると、大阪メトロではすっかりおなじみになったデジタルサイネージが。大阪メトロでは最大クラスの幅55mで、この日は夢洲駅の開業までの道のりを上映していました。
その先が自動改札で、万博客を迎え入れるために16基がずらりと並びます。
ここまでくるとなんかデジャヴが。JR西日本大阪駅のうめきた改札口です。
大阪駅うめきた改札もデジタルサイネージなどが設置されて将来の駅の姿を現したもので、登場したのは2023年3月です。そこから2年。えらく進歩したものです。
改札を出て左手には地上に上がる階段、エスカレーターが。
改札を出て左手に進むと地上に上がる階段、エスカレーターが。地上までは意外と近く、改札出てから1分も経たずに地上にでることができました。
流石に万博期間中はそうはうまくいかないでしょうが、少なくとも地上に上がるまでは最短距離で済みそうです。
地上に上がると、左斜め前がすぐ万博のゲート。直線距離で100m程度とこんなに近いんですね。もっとも開業時はバリゲードで通路が作られ、入り口まで延々と歩かされそうな気がします。
現時点では公共交通機関で夢洲に来るのはこの中央線のみ。3キロほど歩いて夢舞大橋を渡ると舞洲で大阪メトロのバスに乗り継ぐことも可能ですが、現時点では地下鉄で夢洲にきた人は地下鉄で戻っているようです。
なお、夢舞大橋は夢洲駅開業同日の午前0時に徒歩で渡ることが可能になりましたので、舞洲から歩いてくることは一応可能です。
もちろん万博が始まると、中央線以外にも複数のバスルートが開設されます。今は工事だらけの万博会場も2か月後には人でいっぱいになるんだなあ、と今の光景を改めて目に焼き付けておくことにしました(笑)
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