台湾にも日本のSuicaのような非接触式ICカードがあります。
台湾も日本と同じく地方によってバラバラですが、台北を中心に普及しているのがこの悠遊カードです。
左側が表面、右側が裏面です。
悠遊カードには複数の種類がありますが、誰でも買える一般的なものは、購入時のデポジット(預かり金)が100元(約330円)、で、コンビニや台鐡、台北MRT(バス、地下鉄)ではデポジット込みで200元、ないしは500元で売られています。
もちろん足りなくなれば駅やコンビニでチャージ可能。
利用可能な交通機関は台北MRT、台北近辺の台鐡のほか、主に台北発着の高速バス、また電子マネーとしてコンビニ、飲食店でも利用できます。
台北MRTでは運賃2割引になるほか、台鐡では区間車運賃から1割引に乗れる特典があります。また、自強、莒光といった上級列車であっても無座(座席指定なし)ならば区間車運賃の割引で乗れる大サービスぶりです。
ただし、無座の設定がない「太魯閣号」「普悠瑪号」については乗車できません。
とまあ、サイフ代わりで小銭の心配がなくなる悠遊カードですが、短期滞在でデポジット100元はちょっともったいない。使い切って払い戻せばデポジットは戻ってきますが、観光客が利用するような短期滞在だと、基本的に手数料20元取られますので、損得を厳密に考えるならばMRTや台鉄を何度か使うようにしたほうがよさそうです。
あるいは九份や平渓線にいくとそれだけでモトが取れますので、そっち方面に行くには積極的に使いたいですね。
ところで、今回紹介している悠遊カードは特製版と呼ばれるもので、事前に日本で取得したものです。
これは台湾の観光局などが定期的にやっているキャンペーンに応募すると無料でもらえるもので、今回は最初から50元がチャージされた状態で送られてきました。(時期によってはチャージ額がない場合もあり)
このため、台湾の松山空港で下車後、MRTの松山機場駅に向かい、そのままカードを改札口にタッチしてさっさと電車に乗ることができました。
このカードは台湾国内では売られていない海外専用のもので、台湾訪問の際には是非ともキャンペーンやってないか確認したいものです。
なお、この悠遊カードは、今年をめどに全国の同様のICカードと相互に使えるようになるそうです。高雄などには別のICカードがありますが、共通で使える日も近そうです。
(注;2014/01/26 カード払い戻し部分の内容を変更)
コメント
こんにちは。
コンビニでは現在、発行手数料が100元かかる
買取式カードしか販売されていません。
また短期使用時(三ヶ月未満)の払い戻し時は
何十回使っていても手数料20元がかかります。
使用可能範囲ですが、近年政府補助を受けて
交通プリペイド共通利用型カード検票機が
在来線各駅や路線バス車両に設置されており
利用可能範囲は拡がっていますが、2014年内
の全島適用は、ちょっと難しいかもしれません。
高雄捷運(KMRT)は最後まで残るでしょうねぇ。
なお、高雄の郊外路線を含む路線バスと
在来線の高雄駅近郊各駅では共通利用型カード
検票機が昨年設置済みです。
3ヶ月の項目はパンフから見落としてました。直しておきます。
発売箇所は確かにセブンイレブンなどで見る案内は200元ばかりなので、少々不思議だったのですが200元しかないってことなんですね。
全島適用については、今月乗った普悠瑪号とかの車内ニュースでも告知されていたので今のところはおそらくそのまま行きそうな気がします。
(が、台東電化が半年前は春節明けの予定が今は6月ごろになってたりしてますから、こちらも延びる可能性は十分あると思います。)
悠遊カードは短期滞在でもおっしゃる通りコンビニや一部地方のバス(台東はOK,高鐡桃園・機場間バスもOK、以前開催された台北花博でも割引利用可だった)でも利用できるので便利です。因みに今は無期限有効と聞きました。
『セブンイレブンなどで見る案内は200元ばかりなので』
☆発行手数料100元+最低チャージ100元=200元で販売
☆7-ELEVENのみ、通常の悠遊卡の他に独自の「icash悠遊卡」
を販売しており、かわいいキャラクターデザインのものが
同じ発行手数料100元で購入できます。
なお台鐵の悠遊卡利用時運賃は、捷運の2割引とは異なり
區間車運賃の「1割引」です。
また台中市のバスおよび、台南市の郊外路線バスは
悠遊卡などの交通プリペイドカード利用時に
最初の8kmが無料というサービスが2014年末まで実施中。
とくに台中市中心部観光は、バスで廻ると交通費がほぼ
かかりません。台北に比べると運行間隔が長いのが
難点ですが。
あらら、また間違えてます。修正しました。