岡山イーストパス(2022年度版)

岡山イーストパス(2022年度版)
岡山イーストパス。こちらは2022年度版で、犬島(西宝伝)ではなく牛窓行きのバスがフリーエリアでした。

前回に続き「岡山イーストパス」です。こちらは2022年度版の後期バージョンとなり、2022年の10月から2023年の3月まで利用可能でした。
価格は2023年度版より若干安い2000円。「ICOCAでGO」の設定はなく、JR線乗車時もスマホ画面を提示して有人改札を通る形式でした。

岡山イーストパス2
2022年度版後期版の画面。2022年度版はJRもバスを本画面を提示するスタイルです。

フリー区間も若干異なっており、JR線のフリー区間は2023年/2022年とも同じですが、バスが西大寺~西宝伝ではなく牛窓になっているほか、岡山の路面電車、おかでんミュージアム、そして倉敷の語らい座が入場フリーとなっています。
年度ごとに効力が少しずつ変わってきているので、来年はさらに効力が変わっているのかもしれません。
使えるときに使っとけ、というのがJR側のメッセージかもしれませんね。

日本のエーゲ海、牛窓

牛窓海遊文化館
牛窓海遊文化館。きっぷ提示で100円引きです。
だんじり
珍しい舟形だんじり。海との結びつきが強い牛窓ならではです。

てなわけで、今回のメイン訪問は牛窓。
牛窓というと「日本のエーゲ海」と言われる風光明媚が場所としられ、牛窓オリーブ園が定番の観光スポットとして知られてますが、ここはあえて避け、それ以外の牛窓観光スポットを回ることに。

というか、牛窓オリーブ園は公共交通機関での訪問はちょっと大変です。基本的に車で訪問するところです。。。

というわけで、まずは牛窓海遊文化館へ。本切符提示で300円が200円に。ここでは朝鮮通信使と、牛窓の舟形だんじりがメインです。だんじりは実物が展示され、秋の祭りのときは舟形のだんじりが町を引き回されます。
一方、朝鮮通信使については、ここが中継地点ということで、資料が残されており、かつての通信使の役目や行列の絵巻などを確認することができます。

ぬこ
ぬこ。牛窓にはぬこが多い。

その後近くの本蓮寺三重塔を見学、ヨットハーバーが見ながら海岸沿いをあるきます。するとネコがそこかしこに。
牛窓はネコスポットとしても有名で、特にネコが多いのは五香宮付近。道の真ん中を歩いていると思えば岸壁で昼寝したり、階段で寝てたり。中には釣り人にちょっかいかけるネコも。ほほえましいというか、なんというか。

さらに西にあるくと砂浜が見えてきてきます。

牛窓神社
牛窓神社の入り口。海岸沿いにあってちょっと不思議な空間への入り口。
牛窓神社2
鳥居を抜けて振り返ると、牛窓の砂浜が。鳥居とヤシの木の組み合わせがなんともアンバランス。

12月にもかかわらず、海岸では潮干狩りをする人が。流石に「日本のエーゲ海」は島々が防波堤の代わりになるからか、波は静かで気候も温暖。だからこそ冬の潮干狩りもできるのでしょう。

一方、砂浜の奥には牛窓神社の鳥居が。ここを上がってみましょう。
結構長い階段を上がると展望台が。

展望台からの牛窓
展望台から望む瀬戸内海。
日本のエーゲ海というだけあってなかなかの絶景。夕暮れ時にはさぞかし綺麗なんだろうなあ。

ちょっと長めを階段をひいひい言いながら上がると展望台が。ここで小休止して海を見ると、瀬戸内海の島々が見える絶景が。
天気がいまいちだったのが残念ですが、晴れた夕暮れどきはさぞかし綺麗な光景が広がってるんだろうなあ。

小休止後、神社の本殿に向かい、御朱印を授与いただきます。

本殿。
牛窓神社の本殿。12月にもかかわらず、まだ紅葉が残っており、真っ赤な紅葉が出迎えてくれました。

牛窓のバス停を降りて、歩いて牛窓を探索して約4時間。オリーブのイメージが強かった牛窓の違う側面がいろいろ見られた1日でした。

ところで2022年度版の岡山イーストパスは西大寺~牛窓の両備バスが使えますが、フリー区間ではないものの、牛窓にはもう一つ瀬戸内市営バスの牛窓中央線があり、こちらは牛窓‐邑久駅間を約20分で結んでいます。
ただ、運賃が両備バスの西大寺~牛窓の650円と比べると、瀬戸内市営バスは100円均一とべらぼうに安い(笑)
本数も瀬戸内市営バスのほうが多く、なんかこっちを使ったほうが便利そう。
折角の両備バスフリー区間ですが、今後牛窓来るときは邑久駅からの瀬戸内市営バスを使いそうです。

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