ゆったり庄内散策パス

20081223

「ゆったり庄内散策パス」です。府屋~酒田間のJR線と沿線のバスが2日間乗り放題で2,000円です。バスは庄内交通を中心としたバス路線ですが、特に庄内交通は運賃が高めに設定されており、普通に乗るとあっという間にモトが取れてしまいます。
特に鶴岡~羽黒山山頂は往復2100円なので、それだけでモトが取れてしまいます。
この手のきっぷはうまくバスを組み入れることが大事です。

庄内交通はかつて知る人ぞ知る「みちのく山形フリー乗車券」(山形交通と庄内交通全線が3日間乗り放題、5,000円)というものがありましたが、これは廃止され、現在はフリーきっぷはありません。このため、このきっぷは比較的おいしいきっぷではないかと思います。

また以前には「庄内・最上川舟下りパス」というのもありましたが、バスの利用が一部少ない代わりに最上川川下りが利用できました。

20081223_2 さて、このきっぷで湯野浜温泉へ。
かつては庄内交通が鶴岡から鉄道を走らせていましたが、現在はバスでの訪問です。
海岸沿いの温泉で夕日が有名ですが、この日は曇りでオマケに風が強く、海岸に出られません。
だって、海岸に出ると、強風によって巻き上げられた砂が容赦なく体に叩きつけるので・・・

でその海岸近くにある円筒形の建物が公衆浴場の「上湯」。まるで廃屋のようなボロさではあるものの、ちゃんと営業しており、しかも入浴料90円は立派。(同じ山形のかみのやま温泉も安いですね。)
湯はかなり熱めで、とても入れたものではありません。(46度ぐらい?)特に水を出すところもないので、番頭に効いてみると、ホースでカランの蛇口から好き勝手に水を入れてくださいとのこと。
これでなんとか入ることができました。

風の強い湯野浜から鶴岡に戻り、今度は羽黒山へ。
こちらは雪景色でした。羽黒山山頂には出羽三山神社があり、お参りしました。

ちょっと面食らったのがそのお参り方法。通常は本殿の前に立ってか、中に入って参拝するのですが、こちらは、右隣の社務所らしき建物が入ります。
そこはホテルのロビーのような空間になっており、フロント・・・はお守りの販売所に。
靴を脱いでロビーから吹き抜けの階段を上がり、さらにカーペット敷きのホテル神社廊下を進むと、本殿の入り口へ。そこで参拝ということになります。

ホテル神社の中はとても暖かかったものの、なんか違和感を感じました。
もっとも参拝後ふと外を見ると猛吹雪になっており、視界がほとんどありません。
なるほどこれはこれで合理的なんだろうな・・・と思いました。

鶴岡からの帰りは「ゆぽか」で一風呂浴び、鶴岡に戻ると、たまたまいなほ14号が強風によって、2時間遅れでもうすぐ入線するとのこと。
当初は普通列車で新潟に戻る予定でしたが、2時間遅れということは特急料金払い戻し確定なので、特急券を購入して大幅遅れの「いなほ14号」に乗ることにしました。
強風といなほ14号との組み合わせはちょっと考えましたが(余目脱線転覆事故を思い出させる)、2時間遅れのまま新潟に到着。特急料金は払い戻しになりました。

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