新幹線カルテットきっぷ

20060530

新大阪~博多間を新幹線で移動できる「新幹線カルテットきっぷ」です。
4枚つづりの回数券ですが、1枚あたり12,000円と通常運賃より3000円近く安くなるのが特徴です。

競争が激しい航空機との対抗で登場しましたが、ある意味かなりの売れ筋商品だったようです。
かつては「ひかりカルテットきっぷ」「のぞみカルテットきっぷ」の2本立てで値段も違っていたのですが、「のぞみ」大増発と、「のぞみ」特急料金値下げで統合されて「新幹線カルテットきっぷ」となって現在に至っています。
「のぞみ」「ひかり」「こだま」普通車指定席ならばどれでも乗れ、また人数が揃えばひかりrailStarのコンパートメントも使えます。
回数券タイプのきっぷでは珍しく、繁忙期の利用制限がないのも特徴です。

販売方法が特殊で、4枚つづりの回数券スタイルをとっており、有効期間は月の1日から31日までの一ヶ月間ですが、前月中に購入しないという制約があります。
つまり当日売りはないため、ある程度計画を立てないと使いにくい面があります。

しかし、金券ショップにとっては、販売計画さえきちんと立てればさほど問題にはならず、格安ゆえに金券ショップの看板商品になってしまいました。

券面は通常の特急利用の回数券に近いです。
表紙に金額が記載されて、あとは4枚分の特急券・乗車券。指定席は後でみどりの窓口や、みどりの券売機で受けることができます。

この新幹線カルテットきっぷですが、5月末で発売停止されることが決まっています。(つまり6月利用分で最後)
後継は「新幹線2枚きっぷ」という2枚つづりの回数券になっていますが、こちらは利用方法からして金券ショップではやや扱いにくく、また、2枚つづりという個人でも手を出しやすいきっぷなので、
金券ショップからはなくなりそうな感じもします。

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